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タデ原湿原・九重ラベンダー園・ゆふいん塚原温泉・・帰途(九州の旅③最終回)

2010.07.07(15:37) 2295

7月4日(日)1泊2日九重の旅③2日目の午後から帰途まで
 

 

 
■昼食のだんご汁で満腹になった後、すぐ裏に続く「タデ原湿原」へ行ってみた。これまで行ったことのある上高地や広島にもある北広島の八幡湿原に似ていた。
 

 

 
尾瀬もこのようなのだろうか。草花研究会の団体バスが来ていた。ここは草花の宝庫なのだろう。
韓国からも来ていた。福岡県の大宰府天満宮には中国語が飛び交っていたし・・九州には韓国や中国からの観光客が多いのだ。
 
■近くのラベンダー園へ行ってみることにした。(九重町飯田高原)
 

 
ラベンダーはもう咲き終わっているかと思ったが、まだまだこれからのようだった。色鮮やかさが今ひとつだ。広大な畑の一番上まで上がって下を見渡すと、ドイツやオーストリアの光景を連想した。
 

 

 
入園前にこんな看板を見かけた。今騒がれている「口蹄疫」対策の消毒だ。
ここに来る前にも何箇所か車の消毒場面に出くわした。予想もしなかった場面に遭遇したものだ。
 

 
■これを最後に九重ともお別れだ。帰りながら「湯布院」へ寄ってみた。
人づてに聞いて良い温泉があるとのことなので行ってみた。
 

 
「ゆふいん・塚原温泉」源泉掛け流しの薬湯という。(大分県由布市湯布院町塚原)入浴料500円。露天風呂は600円。
 
酸性度の高さ全国2位、鉄イオン含有量全国1位、アルミニュウムイオンの多さ全国2位・・ということだった。
入浴して湯で顔を洗うと何と目がしみて慌てた。
おまけに共同湯は狭くて、顔つき合わせて入るのがなんとも落ち着かない。
 
宿泊ホテルでの広々とした温泉と比較してしまい、なんとも落ち着かずに早々に出た。残念なことに、ここはどうも合わなかったようだ。
 
■■九州最後の「めかりPA」で夕食を取った。漢字では「和布刈」と書く。この日は第一日曜日で、SAは全部の商品が2割引になる日だった。
ここのパーキングから見る関門橋の眺めは素晴らしい。
 

 
ここから広島まではまだ200km以上もあり、2時間はかかるのだ。
九州は広島からはやはり遠いことを実感した。帰宅は夜の9時半を過ぎていた。
1泊2日の全走行距離は985kmにもなった。そのほとんどを夫が運転をしたのだ。完。
 

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地熱発電所・小松地獄・九重登山口で団子汁(九州の旅②)

2010.07.07(07:03) 2294

7月4日(日)九州<九重・飯田(はんだ)高原>1泊2日の旅(2日目)
 
■朝一番にホテルの内風呂に入った。24時間入れるのだ。
 
露天風呂は夜10時までで、朝は7時からなのだ。
その後、朝食が7時半からなのでその前に露天風呂にも行った。薄暗い中で入った昨夜と違ってまた趣が違うが、残念なことに霧のため周囲の景色は見えない。
 
入浴客は他に2人のみ。外来入浴は日曜は朝10時から午後6時までなので、宿泊客はゆったりと入れる。それにしてももったいないほどの広さと人の少なさだ。 
 

 
 朝食時に見渡してみると5-6家族ぐらいしか泊まっていなかった。
300人は収容できる大きなホテルだが、やはり閑散期のせいだろうか。
それに、周辺には多くの温泉場があるので、1箇所に集中しないのだろう。
 
朝食はよくある宿の普通食だ。
昨夜食べた「豊後牛」でまだ胃が重い感じが残っていた。
 

 
出発前にもう1回ほど内湯に入って汗を流した。結局5回入浴したのだ。
露天風呂まで行くにはエレベーターと移動通路を使っていかねばならないので、急ぐ時は内湯に限る。
 
今回の旅行の目的はやはり温泉だった。
温泉は夫が大好きで計画から何もかもすべて頑張る。私はお供をするだけだ。それに敏感肌の娘が温泉効果を期待したことにもよる。
 
周辺観光はついでのおまけのようなものなのだ。
 
夜中雨が酷かった。
霧も立ち込めホテル周囲の美しい景色もよく見渡せないほどだった。
 
■「九州電力の八丁原(はっちょうばる)地熱発電所」の見学に行った。
 

 
九州では「原」は「ばる」と読むところが多い。例の「東国原知事」しかりだ。
 ビデオを見て説明を受け施設内を見学したが、雨のため外の見学は出来なかった。ここでも他の1家族のみだった。合計7人にガイドの女性が丁寧な説明をしてくれた。
 

 
 

 
地熱発電所は全国に18箇所あり、日本ではこの九州と東北地方、そして八丈島と北海道にそれぞれ1箇所あるだけだが、ここはわが国最大だそうだ。昭和52年から営業運転をしている。
 
■次に向かったのが「小松地獄」だ。発電所からすぐ近くにあった。
しかし、駐車場に車を置いて少し歩かねばならなかった。
 

 
「雲仙」や「阿蘇」でもこのような場所を訪れたことがあるが、いつもその自然の威力には驚嘆する。
 

 

噴煙がもうもうと上がり硫黄の匂いがきつい。92℃もの温度で9分でゆで卵が出来上がる。雨のため霧まで立ち込めて視界が極めて悪い。
 


 
 
 
                                             
 

 
■飯田高原、やまなみハイウエイ周辺は緑が美しい。公私共に何度も来た。春から夏の緑の時期が多いが、四季を通じて美しい場所だ。九州観光はスケールが雄大で、自然を味わうにはもってこいだ。
 

 
「長者原(ちょうじゃばる)九重登山口」で昼食をとった。大分名物「だんご汁」だ。とはいえ、団子状ではなく太麺状だ。去年も食べて忘れられない味となっていた。素朴なものだが、味わい深いものだ。単品でなくて定食を頼んだら結構な量があった。
 

 

 
■■1泊2日の旅・2日目の午前中が済んだ。午後からは次へ続く。


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太宰府天満宮・山川温泉・九重星生温泉へ(九州の旅①)

2010.07.06(07:27) 2293

7月3日(土)
家族で九州旅行へ出かけた。土曜日1000円高速を利用した。
宿は期間限定の格安料金の上、6月18日ー7月16日は土曜日でも割り増しなしという宿が見つかったのだ。夏休み前のこの時期はちょうど閑散期でもあるのだろう。
 
■九州自動車道を途中で降りて「大宰府」に立ち寄った。
以前は仕事の修学旅行でよく行っていた<太宰府天満宮>だ。
(福岡県太宰府市)
 

 

 
近年は京阪神方面の修学旅行が多くなって、大宰府天満宮を訪れるのは久しぶりだ。中学3年生の修学旅行では、入試の合格を祈ったものだ。菅原道真は学問の神様として知られる。
 


天満宮名物で有名なのが焼き餅「梅ケ枝餅」だ。焼き立てを食べたら美味しいこと。餡の甘さがほど良い。
 
参道にはこの餅を売る店が実に40軒を超えるほどあるという。
 


 
 
 
                                             
 

 
■さらに再び高速に乗り、九州自動車道から大分自動車道を東に走る。
大分県の「玖珠IC」で降り、今度は普通道を南下だ。
玖珠町、九重町と移動し、熊本県の小国町まで来た時に1箇所温泉へ立ち寄る。
 

 
山川温泉「山林閣」だ。(熊本県阿蘇郡小国町北里)<湧蓋山麓・温泉郷>とある。ここの内湯は湯の華が舞う乳白色の湯だった。
 

 

 
露天風呂は滝を見ながら入る温泉だ。滝の音がゴーゴーとする。
ちょうど雨も酷く、雨の音と滝の音でかなりの音がする中で入浴した。
さすが九州は温泉も本格的だ。硫黄泉の掛け流し。入浴料500円。
 
■夫はもう1箇所別の温泉に入りたがったが、雨も酷くなったのでホテルに行くことにした。少し北上すればまた大分県に戻る。この付近は県境なのだ。
 
泊まったのは「九重星生(くじゅうほっしょう)ホテル」(大分県玖珠郡九重町飯田高原)付近は「国立公園九重」で、久住山(1787m)周辺には数々の温泉がある。
 

 
九重の読み方は「くじゅう」「ここのえ」と使い分けが難しい。
九重連山はくじゅう、九重町はここのえまち・・と読む。
九重連山の中の本峰は久住山だ。
 
 ホテルの内湯は24時間いつでも入れる。
 

 
ホテルから地下道をしばらく歩いて行く大展望露天風呂「山恵(さんけい)の湯」はさすがだった。もちろん天然温泉・源泉掛け流しである。
 
4種類の泉質が堪能できる。単純泉、冷鉱泉、硫黄泉、酸性緑礬(りょくばん)泉だ。大浴場、家族風呂もある。露天風呂だけで男女合計11ヶ所もあるのだ。
 

 

 
これだけの規模の温泉にはかつて入ったことがなかった。泉質も本格的だ。
 
おまけに・・・テレビ番組「ワンダー×ワンダー」を観終えて行ったのだが、ほとんど誰もいなかった。貸し切り状態だ。夜10時に閉まるぎりぎりまで入っていた。
 
結局この日は内湯と露天風呂の両方入って、満足したのだ。
 
もちろん美味しい夕食にも満足した。どれも少量ずつの手の込んだ料理で味わい深かった。旅館の食事といえばお腹一杯になるほどのところが多いが、ここは適量だった。
他の宿の広告にも載っていたが、最近は「食事の量は少なめにして宿泊料金を安くしてほしい」という要望もあるらしい。高齢化の時代にふさわしい取り組みの一つだ。
 


 マンゴープリン↑
 
 
 
 
 
 
 
 
標高の高いこのホテルには冷房施設がないのだ。「もし暑ければ扇風機を使ってください。」と言われたが、必要ないくらいの涼しさだ。暖房設備はあったので冬は冷え込むのだろう。
 
外の雨はかなり酷くなり、夜中続いた。
 


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九州旅行記⑧白水ダム・高千穂トンネルの駅・竹田湧水群

2009.07.13(08:19) 1803

九州旅行記⑧2日目・7月5日(日)午後

天岩戸神社~高千穂観光物産館・トンネルの駅~白水ダム~竹田湧水群まで
天岩戸神社を後にして、これで帰途につけばゆとりを持って家に着いたのに、
夫はまだまだ見る所の予定があるという。

●次に行く途中、あちこちで「タバコの葉」の栽培畑らしい物が見られた。
「らしい」というのは近寄って見なかったためだ。
先も急いでいたし、車を停める良い場所もなかったから車の中から撮った。
あちこちにあるということは、この辺りの土地は葉タバコの栽培に適しているのだろうか?




●宮崎県高千穂町下野という所で「トンネルの駅」というのを見つけた。
「高千穂の魅力満載の物産館」だという。




「天孫降臨の滝」があった。





トンネル貯蔵庫で熟成された焼酎や、高千穂の大地にはぐくまれた特産品・伝統工芸品などがあった。
「芋焼酎・東国原」というのもあったのだ。▼





敷地内にはSL機関車や、平成15年まで高千穂鉄道(延岡~高千穂駅間)の
サロンカーとして使われていた列車が、今は喫茶店として使われていた。▲

旧国鉄時代に高森~高千穂間の鉄道建設が進められたが、国鉄再建法により完成を待たずに中止。
その時作っていたトンネルが、現在神楽酒造の倉庫として利用されているのだ。





トンネルはその名残りといえよう。それにトンネルはお酒の貯蔵にまさに適したものだったのだ。

●大分県竹田市に入ってまずは「白水ダム」を見に行った。

このダムは「2006年度二階堂酒造(大分麦焼酎)のCM」で一躍知られることになった
まことに見事な眺めのダムだ。
私たちは右側から入り写真を撮ったが、あのCMは左側からのものらしい。

しかし、そこへ至るまでの道のりは大変な難所で、
携帯は不通、民家はない、大型バスも通れないような所をひたすら奥へ進むのだ。

水は見事なほど流れており、カメラ愛好者の団体が来ており、シャッターを切っていた。


<水圧を抑えるため水がなだらかな曲線を描いて落ちるように>作られている。
写真の左端の水流は何かしら少し違った流れなのだ。











●次は「竹田湧水群」を見て、「長湯温泉・ラムネ温泉館」へ入った。




「竹田湧水群」には5箇所あるうち、
「泉水湧水」と「河宇田湧水」を見た。九州はなんと湧水源の多い所だろう。









竹田市といえば「岡城址」や「滝廉太郎生誕の地」だが、今回はここへは行かなかった。
はるか昔、中学校の修学旅行で来た気がするが、微かな記憶でしかないのではあるのだが。




ラムネ温泉は次に続く。(次で旅行記も最後となります。)


   

   


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九州旅行記⑦神話の世界<天岩戸神社>へ

2009.07.12(08:55) 1801

7月5日(日)午後~(九州旅行2日目)

熊本県の「通潤橋」の放水を見た後は、西へ向けて車を走らせる。
宮崎県に入る。「高千穂峡」はかつて2度来たことがあるので今回は通過する。

これから「天岩戸神社」に行くのだ。(宮崎県西臼杵郡高千穂町)

途中で「麦焼酎・ひむかのくろうま酒造工場」が見えた。
ブログのお仲間の<くんちゃん>から聞いていた所だ。
雨がひどくなったので、車の中から写真を写す。





やっと「天岩戸神社」に到着した。雨はどんどんひどくなる。傘を差しての参拝だ。








天照皇大神がお隠れになった天岩戸をご神体としてお祀りする西本宮と、大神をお祀りする東本宮がある。
<御神域である天岩戸>の直拝は社務所にお願いすれば神職の案内がいただけたが、写真撮影は厳禁だった。

西本宮だけをざっと一周するだけだったが、神話の世界を垣間見られて神聖な気持ちになった。


















■敷地内には「さざれ石」があった。君が代に出てくるあの「さざれ石」である。

さざれ石は岐阜県で発見されたものだが、「出雲大社」に行った時にも見たことがある。


ブログ仲間の<Qさん>の記事(伊賀八幡宮)でも見たことがある。各地にあるようである。

下関の乃木神社にもあったと夫は言う。私の記憶にはないのだが・・・。





雨はかなりひどくなった。梅雨期の旅にはありがちだが、やはり面倒でもある。
しかし、梅雨の晴れ間の暑さもまた大変ではあるので、これも我慢するしかない・・・。

■■1泊2日の九州旅行記もあと少し。
「高千穂トンネルの駅」「白水ダム」「泉水湧水」「ラムネ温泉」~帰路になる。
あと一息だ。1回で済めばいいのだが。(長くて呆れられそう・・・・??)


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旅・九州地方
  1. タデ原湿原・九重ラベンダー園・ゆふいん塚原温泉・・帰途(九州の旅③最終回)(07/07)
  2. 地熱発電所・小松地獄・九重登山口で団子汁(九州の旅②)(07/07)
  3. 太宰府天満宮・山川温泉・九重星生温泉へ(九州の旅①)(07/06)
  4. 九州旅行記⑧白水ダム・高千穂トンネルの駅・竹田湧水群(07/13)
  5. 九州旅行記⑦神話の世界<天岩戸神社>へ(07/12)
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