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「広島市・安(やす)の花田植え」初見学

2009.06.15(08:29) 1762





いまだかつて「花田植え」というものを見たことがなかったので、
新聞記事で見つけた「安(やす)の花田植え」(広島市安佐南区安東・安東公民館隣の田んぼ)を昨日見に行った。

梅雨の晴れ間どころか、暑すぎるほどで日傘を差して帽子までかぶって完全武装だ。
午後1時からスタートしたが、開会式が30分近くもあった。
神主さんの神事まであったのだ。

この花田植えは大正9年を最後に中断していたものだが、
昭和30年に200年ぶりに復活したが、5年で再び中断した。
平成18年に再復活したものだそうで、今回が4回目だ。

広島市安佐南区は、人口22万8千人、広島市8区の中で最高の人口だ。
新興住宅地として人口が増加している所で、このような伝統文化的な催しが行われることは貴重だ。


























<子ども采ふり、飾り牛のしろかき、柄ぶり整地、田楽囃子と早乙女登場>・・と続く。
華やかな衣装が田んぼに映える。

牛の調教は結構難しいということだ。
田んぼの中を歩くのに、方向を上手く調整しないといけないのだ。
時々泥をはねて観客の服にかかり、歓声(?)上がる。

飾り牛の5頭は大朝町の花田植え(国重要無形文化財)から参加。

今ではお祭りのようになっているが、
もともとは農業の大変さを少しでもねぎらう思いを込めて実施したのだという。

田植えそのものを見ることすらない現代、
イベントとして多くの人が楽しんでいたのだ。
私も初めてのもので感動した。

有名な「壬生(みぶ)の花田植え」とは、規模、洗練度等比べようもないが、
地元の手作り感が良い・・とは夫の談だ。

花田植えは一般的なものだと思っていたが、調べたらどうやら中国地方、それも広島県北部地方独特のもののようだ。
神楽と競演したりする手法で、やはり田植えの困難さを少しでも楽にしようということから始まっている。
機械で植える現代と違って、昔は一家総動員でも人では足りず、
隣近所で協力し合って、相互扶助の精神で田植えを行っていたのだろう。

花田植えを素晴らしいと眺めるのは、現代人か都会人なのだ。
農業の厳しさを少しでも垣間見て考えることが出来た。




  

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美しく歳を重ねるために


2009年06月15日
  1. 「広島市・安(やす)の花田植え」初見学(06/15)