タイトル画像

映画「台湾人生」を観て・・

2009.11.16(08:29) 1983

現在見たい映画は色々あるが、<夫婦で2000円>を利用するとなると、
観たい作品が一致しなければならない。
今回は夫が行きたがったので、お供をした。

映画「台湾人生」を観てきた。





山口県周南市(の旧・熊毛町)の出身で、元・北海道新聞記者だった酒井充子さんの初監督作品だ。
その酒井さんの話によると・・・

日本の統治時代(1895年~1945年)末期に台湾で日本語教育を受けた世代の半生を追ったドキュメンタリー映画だ。

旧日本軍を前線や銃後で支えた戦中を振り返り、日本への愛憎半ばする思いを5人が日本語で語っている。

「日本に捨てられた」という思いと、「今もある日本への熱い思い」。その複雑な感情を知ってほしかったという。

酒井さんは、新聞記者を辞めて、映画作りに取り組んだ。
7年間で50人に取材し、100時間にも及ぶ映像を1時間20分にまとめた。

今後はこの映画を現地で上映したいそうだ。次回作も台湾をテーマにしたいと言う。

映画の中に出てくる人々は皆80歳代の人たちだ。

日本人の先生から受けた恩を忘れず、
今でも年に1回日本にやってきて恩師の墓参りを欠かさない人がいた。
「今の自分があるのは先生のおかげ・・・。」との思いが強いのだ。

人生で一番多感な時に受けた教育で、簡単には捨て去ることの出来ないほど大きな影響力を与えられた。
日本の今の若者よりももっと日本人的だと自らが言っていた。

<日本への愛憎、魂こもる言葉>の数々・・・
特に「愛」のほうは今の日本で減りつつあるものであるだけに、重いものがある。

登場人物の一人が最後に言った言葉・・
「私は今でも日本精神いっぱいよ。」がいつまでも耳に残った。
そこには古き良き日本人がいたのだ。

商業主義には決して乗らない映画で、地味な作品だからテレビでは作品化されないものだろう。

■今回の上映映画館の「シネツイン本通り」は街中にあり、
今時のシネコンとは全く違う映画館で、隠れた名作をよく上映する。
100人程度のこじんまりした館内だが、ゆったりと取った座席は優雅な気分にさせてくれるのだ。

ネット情報によると、「個性派ミニシアター」と名づけられていた。






    

スポンサーサイト




美しく歳を重ねるために


2009年11月16日
  1. 映画「台湾人生」を観て・・(11/16)