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ドイツ生活32・イギリスのロイヤルウェディングテレビ視聴

2011.04.30(03:59) 2656

4月29日(金)
 
■今日はイギリスのロイヤルウェディングの日。
イギリスのみならずヨーロッパ中が、さらには世界も注目していただろう。
 
こちらドイツでも、朝からテレビの生放送がずっと続いている。
赤ん坊がこのごろ昼間によく眠ってくれるので、思わぬことでテレビを見ることが出来た。
 
ZDFというチャンネルで見たが、CMが全くなくて朝から一日中LIVEだ。公営放送局のようだ。
 
沿道の観客の中には寝袋持参で場所取りをした人も見られた。

 
日本でもテレビで流れるのは、教会での結婚式と馬車での移動、そして宮殿でバルコニーにお出ましの場面だ。
テレビカメラは、ウェストミンスター寺院での数多くの参列者を到着順にずっと追っていた。
イギリスの首相やベッカムなども映っていた。そのほかカメラがかなり大写しになる人もいたが
誰だかよく分からなかった。1900人が招待されたとか。
式はイギリス時間午前11時から(ドイツ時間12時から)きっちりと始まった。
 
参列男性は軍服のようなものを着た人もかなり居た。新郎の着ていたものもそうだ。
帽子と手袋を入り口で脱いで係りに預けていた。
女性はかなり着飾って、帽子に大きな飾りをつけていたのが目に留まった。
 
新婦のそばで付き添うのは父親。新郎のそばには弟がいたのが変わっていた。

 
教会の式のあとは馬車で宮殿へ移動。宮殿前の人は相当のもので、まさに立錐の余地がないほどだ。
100万人以上の人が集まったという。

 

 

 
新郎はダイアナ妃死去の際にはまだ子供だったが、今では立派な若者に育ってもう結婚とは。
歳月の早さを感じる。亡き母ダイアナも天国で喜んでおり、いつまでも暖かく見守っていることだろう。
 
ここドイツの地でイギリスのロイヤルウェディングを見ることが出来たのは思わぬことだった。
 
■日本はGWだ。新緑のまぶしい良い季節になっていることだろう。
今日から3連休。2日(月)は休みでないので間が空くが、学校などは調整をして連休にするのだろう。
 
こちらは先日イースターの4連休が済んだばかりで、GWのようなものはない。
4月もそろそろ終わりか・・・・日本にまったく居なかった4月のひと月だ。
1ヶ月も家を空けるなんて人生で初めてだ。しかし、まだ後1ヶ月ある。

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ドイツ生活31・早1か月

2011.04.29(16:10) 2655

■出かけてはあれこれ写した写真も使いきり、ほぼストックがなくなった。
写せばブログに更新したくて、あれもこれも記事にする。
それでも、いつまでも記事にする材料に困ることはない。
 
ブログをしてきて良かった。異国でこうしてPCに向かえるのだから。
これをしておれば、家にばかりいる生活も一向に苦にならない。
育児の合間のちょっとした時間の私の楽しみだ。
 
娘は時々は賑やかな街に出かけないと気分が一新しないという。
私にはそれがない。ウインドウショッピングはくたびれるだけで好きではない。
しかし、季節も変わり日本を出る時に持参した服がもう不足気味で、何か買わなくてはいけない・・・。
 
3月30日の朝日本を発ってから、もうすでに1ヶ月になる。
最初の頃はどうなることやらと思案したり、帰国したい思いもあったが、慣れるものだ。
「住めば都」まではいかないが、どうにか暮らしている。
 
家では日本語に囲まれているので、何も困ることはない。
異国で出産、育児をする娘のほうが大変だ。言葉から始まって役所などへ出す書類や買い物など、込み入った用事もこなしていかねばならない。
私には到底出来ない。
 
たまに訪ねて来てお客さんや観光気分でいるほうが良いものだ。
 
■前にも載せたが、郵便配達車とゴミ収集車。
見るたびに感じるが大きい。ゴミ収集車のほうはさらに一回り大きいものも見た。
これが道路に停まるとかなり道路をふさぐ。日本には向かない。

 

 
地元で見かけた花壇。Strの標識も見える。ストリート・通りの名前標識だ。

 
切手。Deutsche Postの文字がみえる。国内郵便葉書き用切手は0・55(ユーロ)。
20枚のシート。MAXISETとある。

 

 


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ドイツ生活30・ドイツ人・ドイツ語・家・イギリスのロイヤルウェディング

2011.04.28(23:35) 2654

■ドイツ人観察・・あくまでも私見だが。
 
アメリカ人のように根っから明るい感じを予想していたので、やや拍子抜けだ。
道行く人もほとんど声もかけないし会釈もしない。
すれ違っても、目を伏せてしまうしお互い声をかけることはない。
一度若い男性から「ハロー」と言われた時には、あまりに珍しくて驚いた。
 
まあ日本でも朝の散歩などでは人も少ないので会えば挨拶は交わすが、
日中誰でも彼でも挨拶することはないので、これは当然だろうが・・・。
 
顔の表情も案外明るさがない。
しかめっ面ではないかと思われるような、やや深刻そうな表情をしている人が多いように感じる。
 
男女のカップルはこれはまた仲がよろしい。
ほとんどが仲良く手をつないでいるし、皆幸せそうに会話をしている。
歳をとった夫婦も仲良く手をつないでいる。
 
アメリカなどでは【仲の悪い夫婦は居ない】と言われるとか。
それは・・・仲が悪くなったら離婚するからだとか。だから夫婦で居ると言うことは、仲良しさんなのだ。
 
■言葉について・・・
もうかれこれ1ヶ月近く居るのに、ドイツ語は全く覚えられない。
というか、覚える気がないのだ。会話集を見ても頭に残らないので諦めた。
これでも大学でドイツ語を週1時間1年か、2年やった気はする・・・。はるか昔のことだ。
 
アメリカに2週間居た時は、家で毎日テレビを見ていたら、帰国時には耳が慣れて
帰りの空港での会話がかなり理解できたことがある。まあ英語とドイツ語では比較のしようがないが。
 
家に居ても赤ん坊が起きてはいけないのでテレビの音も小さくしているし、
画面に字幕が出ても理解不能で、時には音を出して聞いても全く耳慣れないのだ。
これはもう諦めるしかないのだ。
今後生活していくわけではないし、のん気なものだ。いざとなれば英語でどうにかしようと言う甘え心もある。
 
面白い話を2つ。
 
こちらドイツでは相づちを打つ時「ア、ゾウ」と言うのをよく使う。
それはまるで「あ、そう。」と言う日本語とよく似ているのだ。
 
いつか日本語で話していたら、前のドイツ婦人が後ろを振り向いて何やら言ってくる。
「日本人ですね。ア、ゾウ・・がドイツ語のようでしたが・・・。」というような意味のことを言ってきた。私もドイツ人が「ア、ゾー」と言っていると日本語のように聞こえるので同じような気持ちになったのだろう。
 
それと、「さようなら」は「アウフ ヴィーダーゼーエン」と言うのだが、かなりの人が「チュース」と言っている。若者言葉らしいがよく耳にする言葉だ。「じゃあね。」くらいの意味なのだろう。
 
■工事中の家。新築だろう。他にも改装中の家も多く見受けられる。
外壁や内装をきれいにしては住むのだろう。

 
観光地で訪れた街には古い家が多かった。何百年と経っている家があるのだ。
50年も住めばもう使い物にならない日本の家も考え直したいほどだ。
イギリスやアメリカなどでは、手入れをして100年も200年も住む家こそ価値があるのだそうだ。
 
日本でも「100年住める家」を目指している住宅メーカーのキャッチフレーズも出てきた。
しかし、それではメーカーは商売上がったりかな・・・?
 
4月28日(木)
朝から霧が少しかかり、寒い。外気温は11度を下った。昼までには次第に暖かくなったが。
午前中は母子が列車で検診に出かけるので私は家事担当。
 
習ったとおり洗面所の鏡とバスタブとトイレを綺麗に掃除した。そして掃除機をかけた。そして洗濯も。
そうこうするうちにもうお昼。テレビを見ながら昼食だ。
 
テレビの「N24」という番組は一日中ニュースをやっている。
今週はイギリスのロイヤルウウェディングで持ちきりだ。毎日のようにニュースが流れ、
ロンドンからの中継が入る。どこもおめでたいことは好きなようだ。

 
一時期は日本の震災のニュースも流れたが、今はほとんど見なくなった。
地震もそうだが、原発の方が多く流れていたようだ。


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ドイツ生活29・雨・花粉・鉄道列車

2011.04.28(12:12) 2653

■4月27日(水)
 
久しぶりの雨。テラスに出てみるとかなり寒い。天気予報では11度の表示が出ていた。
実際に測ってみると13度~14度だ。それにしても室内が暖かい。
太陽が出れば暑いほどでもう扇風機も出しているが、今日はそれでも22度前後もある。
 
よく見ると暖房がついていた。赤ん坊が寒かろうと朝方つけたようだ。
スチーム暖房だ。各部屋にある。たったこれだけなのに結構暖かくなる。

 
今日は赤ん坊が日中本当によく眠った。おしめを替えると、おっぱいを飲んではよく眠っている。
私が来てからこんなことはかつてなかった。たまたま着たフード付きの服が暖かかったのか、
室内気温がほど良い暖かさだったのだろうか。
眠ってくれればその間に家事が出来き、はかどるので嬉しい限りだ。
 
後は暇すぎるほどだが、ちょうどその頃には起きる。昼間のつけが夕方から来て眠らなくなった。
おまけに夕方からママは語学学校へお出かけだ。
 
雨が降ると花粉が洗い流されるので気分も良い。花粉は、こちらに来て当初は気になったが、
今ではなんともないが、パパさんはかなり重症で、今でも洗濯物が外に干せない。
ドイツまで来て花粉症があるとは思ってもみなかった。
 
付近には庭に大きな木が植わっている家も多くて、花粉はかなり飛んでいるのだろう。
隣の大家さんの家の大きな木の花か実が見える。花粉が飛んでいるのではないかと思われる。

 
テラスのテーブルのガラスの上が一日にして花粉だらけだ。自動車もボディが真っ白。
初めの頃は砂埃かとも思ったが、どうやら花粉のようだ。黄色い色をしている。

 
テレビでも花粉のことをやっていた。国は違えど同じよう症状が出るのだ。今年は特にひどいという。
 
ドイツの駅には改札口はない。入り口の自動販売機で切符を買って乗る。
不正乗車につながりそうで不思議だが、車内検札で見つかるとかなりの罰金を取られるそうだ。

 
去年は何度か乗ったが、今年はこちらに来てあまり列車に乗っていない。
車に乗る回数が多いからでもあるが、一人で列車に乗って出かけるのは不安だから行くのを躊躇する。
 
以前赤ん坊連れで整体へ行った時に乗った切符。改札がないのだから切符は手元に残る。
乗り換えで2ゾーン・3駅分2.5ユーロだ。

 
鉄道路線図。シュトゥットガルト中央駅を起点に郊外に路線が延びている。
この路線上に今住んでいる家がある。駅まで10分程度だから、便利は良いのだ。
娘は語学学校などちょっとした買い物は、列車に乗って中央駅まで出る。

 


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ドイツ生活28・読書「あっぱれ技術大国ドイツ」

2011.04.27(13:54) 2652

     毎日赤ん坊の世話に明け暮れているが、それでも出かけなければ時間はある。
 
夜の育児は若夫婦に任せて夕食後シャワーを浴びれば後は自由。
この時間にブログやメールチェックなどをする。
また、夜早く寝れば当然朝は早く目覚めるので、朝のその時間にブログをしたりする。
 
まだ時々夜中に起きての授乳があるので、その後寝させるのを交代する。
夜中に1~2度起きるとママも大変だ。小刻みな眠りは体調不良につながる。
 
■隙間時間を使って読書も出来る。
 
娘の要望で日本から持参した本を、こちらに来てから私も読んだ。
熊谷徹著「あっぱれ技術大国ドイツ」だ。挿絵も著者が書いている。新潮文庫・平成23年1月発行。
去年はこの人の「あっぱれ先進国ドイツ」を旅行中に読んだ。

 
在独20年になる著者のドイツ観察記が面白い。1959年生まれ。
早稲田大学を卒業してNHKに入局し、1990年からフリージャーナリストとしてミュンヘンに住んでいる。
 
祝・日独交流150年「不況にもへこたれないドイツのものづくりに今こそ学べ!」
凝り性で働き者。その国民性を背景に優秀な工業製品を生み出してきたドイツ。
ポルシェやディーゼル、チェッペリンなど歴史に残る発明家が数々輩出している。
世界的なシェアを占めるのは、無名の中規模企業だ・・・とある。

例えば・・・
NTTの料金請求書の封入はドイツの無名の会社が請け負っている。
【文書封入機】を開発したのは日本では馴染みのない会社【ベーべ社】だ。
NTTは毎月6000万枚の請求書のうち5400万枚を機械で封入する。
1時間に18000通をこなす機械で、誤入率が0%に近いもので、1997年から導入している。
 
ダイムラー・ベンツ、ボッシュ、シーメンスなどは大企業だが
ドイツ企業の大半は中規模企業だ。その中に優秀な製品を作る会社が多いのだ。
 
コーヒー用のペーパーフィルターを考えたのは、主婦のメリタさん。1908年のこと。
夫と2人の息子で始めた会社は、今では3400人雇用の会社になっている。
 
今では日本でも見かける様になった犬をつなぐ紐【リード】。
伸縮性に富み、5~8メートルの長さの紐が手元に入っている。
これを作っているのも従業員250人の小企業だが、今では90%が輸出だ。
 
プロが使う本格的なカメラの三脚(台の上で微妙な動きに変えられるもの)・ザハトラー製
ミュンヘン郊外の150人の会社だが、今では三脚の世界トップクラスになっている。
ヘッドの安定性と軽量化に優れた製品だ。
 
ドイツはアメリカ、日本に次ぐ特許大国で、今私が住んでいるシュトゥットガルトを州都とする
バーデン・ヴェルテンブルグ州は特に顕著だ。ドイツ3番目の州で、特許数が一番多い。
 
発明王フッシャーは石作りの家にも合うネジを作った。
高級車で知られるダイムラーは四輪自動車を世界で初めて作った。
スポーツカーの老舗・ポルシェ
自動車部品や機械などのメーカーで知られるロベルト・ボッシュ社の本社もこの州にある。
アインシュタインも先日行ったウルムの出身だ。
 
昔は農業地域だったが、今では工業州へと変わり、ドイツでもっとも豊かな州と言われる
 
アメリカのアポロ計画の成功者として知られるフォン・ブラウンはベルリンでロケット研究をした後、
アメリカに移住してミサイル開発をした。
米ソ冷戦の激化が宇宙競争へも広がり、NASAでロケット開発に取り組むことになる。
ソ連もドイツ人技師を連れ帰ってミサイル開発に取り組ませていた状況もある。
 
強力な組合があり、有給は最低24日は行使が義務付けられているが、実際は100%に近い人が30日は取っている。きちんと休んだほうが仕事の効率が上がると考えるのだ。
日本人より多く休み、国民一人当たりのGDP(国内総生産)は日本よりは上だ。
 
育児休暇を取る男性も増えてきている。
社会保障制度が充実しており、その起源は1883年のビスマルク政策からのものだと言う。
繁栄を多くの国民に還元する・・という思想から来る。格差を肯定するアメリカとは対照的である。
 
ファックス、ロータリーエンジン、リニアモーターカー、ハイブリッドカーなど早くから開発をしていたのに、その後の継続研究をしなかったため商品化に遅れを取ったものもある。
 
結構難しい内容ばかりだが、読み進めていくと興味深く面白い本だった。


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ドイツ生活27・夕食担当・リラの花盛り

2011.04.27(04:28) 2651

■4月26日(火)
4連休の疲れが出たか、赤ん坊は機嫌があまりよろしくない。
よく泣き、あまり眠らない。外出は大人でも疲れるのだから、ましてや乳飲み子は無理もない。
 
毎日見ていると分からないが、それでもどんどん大きくなっているようだ。
時々は広島の自宅とスカイプで赤ん坊の姿を見せているが、
見るたびに大きくなったと驚いている。日本では次女と夫がパソコンに近づいて見ていることだろう。
 
平常生活が戻り、相変わらずの赤ん坊中心の生活だが、娘が赤ん坊に出来るだけ関わりたいというので、私が料理を担当することが多くなった。とはいえ和風中心の料理ではあるのだが。
 
今日は「お好み焼き」にした。
大阪風と広島風の2種類を作った。豚の薄切り肉はないので、ベーコンで。
裏返す「こて」もないので苦労したが、まな板を利用してどうにか裏返した。
パパさんは「美味しい」と言って食べてくれた。
 
午後からは乳母車で約1時間散歩をした。
いつの間にか新緑がまぶしい季節になっていて、季節の移り変わりを感じる。
 
一時期は桜のピンクや白や黄色の花が多かったが、今は「紫」の花が増えている。
フジや「リラ」の花である。去年もこのリラの花をたくさん見たものだ。別名ライラック。

 
白や芍薬の花のようなピンクの花も綺麗だ。

 

 
     原発反対集会のポスターを見かけた。「福島」の文字も見える。
この集会には結構多くの人が集まったようで、今朝のニュースでもやっていた。

 
今住んでいる1つ次の駅で降りると「ポルシェ博物館」がある。
車でここの前をよく通る。去年は鉄道によく乗ったので、その時列車から見つけた記憶がある。
ショールームと博物館があるようだ。

 

 
去年は「ベンツ博物館」へ行った。ストゥットガルトは自動車の町だ。
ミュンヘンには「BMW博物館」があった。
 
散歩途中で「つくし」を見つけた(4月20日)。もう終わりに近かったが、
何だか懐かしくて嬉しい気分になり、ほっとするひと時にもなった。

 


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ドイツ生活26・ウルムで大聖堂を見る(4連休最終日)

2011.04.26(14:19) 2650

4月25日(月)4連休最終日
 
朝は唯一開いているパン屋さんの焼きたてパンとヨーグルトと牛乳で簡単に済ませる。
その後すぐご飯を炊いておむすびを作り、おかずに果物を添えた弁当持参で出かけた。
 
4日も連続して出かけたのだ。12時過ぎに出発。
アウトバーンを使っても片道1時間はかかるのでいつもよりは早目に出発だ。
アウトバーンも3月30日にフランクフルト空港からシュトゥットガルトまで走って以来だ。

 
出かけたのはシュットゥットガルトから南東へ車で1時間走った所にある「ulm・ウルム」と言う街だ。
昨年出かけたドイツとの国境にあったフランスのシュトラスブールに何かしら似ていたのだ。

 
シュトラスブールにも大聖堂があったが、このウルムにも世界一高いと言われる塔がある。
高さ161.53メートル。1377年から建設が始まり1890年に完成したゴシック様式の塔だ。
実に500年以上もの年月をかけて造られている。
 
141メートルまで上れるそうだが、768段の階段は無理なので諦めた。
上れば遠くアルプスの山々まで見えると言う。絵葉書で我慢だ。
聖堂の全景を写すにはかなり下がらないと全部が入らない。

 
その代わり大聖堂の中に入った。
ステンドグラスが数多くあり、レリーフも精密に作られていたのには感動。
ひんやりとした内部で建物の巨大さを感じる。

 
すぐそばをドナウ川が流れており、川べりには多くの人々が来ていた。

 
川のそばは城壁で囲まれている。
下に降りて木の下の木陰に敷物を広げ弁当を食べた。授乳も必要なのでゆっくりとした。

 

 
物理学者のアインシュタインはこの街で生まれている。モニュメントもあるらしい。
「パン文化博物館」というのもあるらしかったが、すべては無理なので行かなかった。
 
街を散策した。水路が流れており、中世の面影を残す木組みの家が立ち並ぶ。
どれも見飽きないほどの個性ある家ばかりだ。素敵な光景だ。

 
「シーフェス・ハウス・schiefes haus」シーフェは傾いたという意味。
まさに傾いた家がありホテルになっている。1433年建造というが、内部は近代設備だという。

 
歩き疲れたのでアイスカフェへ寄った。
買ってすぐに食べるアイスには行列が出来ていたが、我々は椅子に腰掛けて食べた。
ヨーグルトアイス、スパゲッティアイス、そして普通のアイスだ。美味しい。
私はヨーグルトアイスを食べたが、見かけはビックリするほど大きかったが量は案外そうでもなかった。

 

 
帰り着いたのは夕方7時。7時間の外出。
赤ん坊にはきつかったのか帰りの車の中で泣き出したので、途中でわき道に入り休憩してあやした。
高速道の渋滞が予想されるので普通道で帰ったのだが、
信号待ちで止まると起きだして泣いてしまったのだ。ややきつかったのかも知れない。
平素チャイルドシートはほとんど嫌がらないのだが・・・。
程よい揺れが気持ち良いのか、いつもは結構機嫌が良い。
 
夕食作りが間に合いそうにないので、中華のお店で持ち帰りを買って家で食べた。

 
こうして4連休は忙しくも楽しく済んだ。パパさんは疲れたことだろう。また仕事だ。
娘夫婦は出かけることが好きなので、子供連れの大変さももろともせず出かける。
まだ3ヶ月にもなっていない赤ん坊連れだ。私などは半年以上は出かけなかった気がするのだが。


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ドイツ生活26・ルートヴィヒスブルグ城と庭園へ・アスパラで食事

2011.04.25(13:12) 2649

4月24日(日)連休3日目。今日はまさにイースターその日。
各家の庭に隠した卵のお菓子を子供達は探すのだそうだ。
 
■昼食はパパさんがドイツ名物「ホワイトアスパラガス」を作ってくれた。
spargelシュパーゲルという。やわらかく茹でて、オランデーズソースをかけて食べる。
このソースはバターがたっぷり入った高カロリーのものだ。
アスパラガスはゆでる前にピーラーで皮をむくのがやや手間だ。
 
生ハムに茹でたジャガイモを添えて、ワインも付いていい雰囲気の中で食べた。
ホワイトアスパラガスは4月下旬から6月中旬まで出回る今が旬のものだ。
去年も5月に訪れたので、食べた思い出がある。
街のスタンドで買ったが、スーパーよりはやや高いが新鮮なのだ。
1キロ買ったが、9ユーロだった。意外に高い感じはするのだが。

 

 

 
■午後からは、暑さが一段落するのを待ってお出かけ。3連続だ。
何事も赤ん坊を第一に考えるので30分程度の距離を選ぶ。
 
シュトゥットガルト市の北部にある「ルートヴィヒスブルグ城」だ。
ベルサイユ宮殿に似たお城で、バロックのお城だ。大公の離宮である。
入場料大人1人5ユーロ。
庭園も美しい。広大な園内を歩き過ぎて足が疲れたほどだ。
あまりに広くてすべてをくまなく見ること出来ない。

 

 

 

 

 
駐車場から行くまでの道のりは「カスターニヤ」の並木道で緑に囲まれている。
大勢の人が押し寄せていた。
乳母車連れも多かった。ドイツでは乳母車でのお出かけが日本に比べて多いようだ。

 
帰宅後、夕食は「肉じゃがとホーレンソウのお浸し」の和風料理を私が担当した。


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ドイツ生活25・洗濯室・街灯、標識、ベンツ・・・街の様子あれこれ

2011.04.24(14:47) 2648

■マンション内の洗濯室。地下にある。

 
乾燥機は去年訪れた時に我が家がプレゼントしたもの。
今は花粉がたくさん飛び、パパさんが花粉症なので洗濯物を外に干せないから重宝している。
 
花粉が飛ばなくなれば外に干すが、外から見えないように背は低いが大きな物干し台に干す。
景観の問題もあるからで、日本のような洗濯物の満艦飾の光景は見受けられない。
 
それにしても、洗濯するために一々地下まで行かなければならない。
娘達がアメリカに住んでいた時もそうであった。それもコインを持って行っていたような記憶だ。
外に干す家はほとんどなく、すべて乾燥機使用だった。燦燦と輝く太陽が本当にもったいないと感じた。
贅沢なほどのエネルギーの無駄使いという感じがしたものだ。
 
家の中に洗濯機を置かない習慣は慣れない。老体にはきつい気もする。
 
洗濯室の隣は倉庫。かなりの広さで、大きな家具から食品庫の役目もしている。
これも要る時には一々地下まで取りに行く。マンション暮らしの運動不足にはちょうど良いのかもしれないが。

 
街路灯。日本も今では電信柱は減りつつあるが、これなども景観上からは電信柱よりはスッキリとして良い。

 
街の標識。英語から判断するが分かるようで分からない・・・。

 
路上駐車は普通の光景。

 
ベンツ車が普通に停まっている。

 
ブリッチェル。塩味のお菓子というか乾パンのようなもの。ビールに合う。
パン屋さんの車。その看板にもなるほどのドイツの代表的なパンだ。

 



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ドイツ生活24・田園風景・少し都会の公園へ

2011.04.24(05:20) 2647

■散歩で片道30分も歩けば辺りはのどかな田園風景になる。
 このような自然がいっぱいの光景が気に入って、娘夫婦は今の家を探し当て住んでいるのだという。
都会ではないので生活にはやや不便だが、ごみごみとした環境に比べると長閑なことこの上ない。
 
ただし、今住んでいるところは住宅街なので、これほどの田園ではない。
しかし、すぐそばにはお店もないし、コンビニや自動販売機自体がほとんど見受けられない。
パパさんの職場にはやや遠いが、少し走れば高速道へ出るので車での通勤は便利が良いという。
 
有機野菜農場だろうか?bioの文字が見える。

 
農業も広大な敷地での本格的なものだ。

 

 
鉄道の線路に出くわしたが、しばらくそこにいても列車は来なかった。

 
     4月23日(土)
 
●4連休の2日目。唯一お店の空いている日なので、それも土曜日と言うことで早目に閉まることもあり
午前中9時過ぎには買い物へ出かけた。パパさんについてあちこち行った。
買い物の参考になればと言うことで付いていったのだ。
 
パン屋、文具屋、郵便局、ケーキ屋、アスパラガスのスタンド売り、スーパーマーケット・・
どこもかなりの人だ。レジも列をなしている。
 
日曜日に店が閉まる前の土曜日はかなりの混みようだそうだが、
今回は4連休のうちの1日だけ空いているということで、混雑振りはかなりのものだ。
それでも列に並んで買い物をしたら、かなりの時間がかかった。
 
●昼ごはんを大パラソルを開いたテラスで食べる。もう日差しが強くてパラソルなしでは暑すぎる。
午後からはお弁当作りだ。おむすび、から揚げ、サラダ、人参と絹さやのグラッセなどを私が作った。
から揚げは特に美味しいと言って食べてくれた。
 
この弁当を持って出かけたのはやはり片道30~40分の場所にある公園。
公園こそ自然がいっぱいだが、小高い山の頂上まで乳母車で上るのが結構な距離だった。
上ってみるとそこにはレストランがあり、食事をしたりビールを飲んでいる人が多い。
金曜日に行った公園は乳母車連れが多かったが、ここは大人ばかりで、
乳母車で来た家族はほとんどいなかった。

 
●平素住み慣れた家から、シュトゥットガルト市中心街を通過したので
付近の景色が違うこと。中央駅のシンボル・ベンツのタワーが見えた。去年上った所だ。
車も多いし、家もかなり建て込んでいる。バスも電車も目に付いた。

 

 

 

 
変化の多い町並みだが、車も多く空気は汚れている感じで娘は落ち着かないと言う。
自宅のある町へ戻るとほっとするほど緑が多い。
私はあまりにも田舎で、お店が少ないのでやや不便だと思うのだが。
 
こうして連休2日目も終了した。


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2011年04月
  1. ドイツ生活32・イギリスのロイヤルウェディングテレビ視聴(04/30)
  2. ドイツ生活31・早1か月(04/29)
  3. ドイツ生活30・ドイツ人・ドイツ語・家・イギリスのロイヤルウェディング(04/28)
  4. ドイツ生活29・雨・花粉・鉄道列車(04/28)
  5. ドイツ生活28・読書「あっぱれ技術大国ドイツ」(04/27)
  6. ドイツ生活27・夕食担当・リラの花盛り(04/27)
  7. ドイツ生活26・ウルムで大聖堂を見る(4連休最終日)(04/26)
  8. ドイツ生活26・ルートヴィヒスブルグ城と庭園へ・アスパラで食事(04/25)
  9. ドイツ生活25・洗濯室・街灯、標識、ベンツ・・・街の様子あれこれ(04/24)
  10. ドイツ生活24・田園風景・少し都会の公園へ(04/24)
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