話は前に戻るが、
■5月28日(月)3連休最終日に午後から出かけた。
◆まずは公園。家から高速を使って20分くらいの場所にある公園でここはもう2度目だ。
かなりお金のかかった豪華な公園で、この日は祝日ということもあり大勢の家族連れが来ていた。
前日の半袖姿で風邪を引いたらしく、孫はこの時点でもうすでに元気がなかった。
途中で転んで額に擦り傷を作ったのも、熱で体がふらふらしたのだろう。
いつのもはしゃぐ姿が見られなかった。アイスを嬉しそうに食べたのも体が熱かったからのようだ。
◆それでも軽く考えて、さらに少し移動をして要塞のある場所に行くことにした。
ここにはレストランやビヤガーデンがあり、夕方でもあったので食事をすることにした。
周辺は田舎町なのだが、ここには大勢の人が来ていたのにはまずびっくり。
相当の数の席がある。遠くに集落のような村がある他は、あたり一面緑でいっぱいだ。
すぐそばにはブドウ畑も広がっている。遠くの眺めも大変良い。
食事をする人も多くて、食べ物が手に入るまでにかなりの時間がかかった。
食べたのはハンバーガー。ポテトもついていた。それが一皿に盛られているが、その量にびっくり。
ポテトと飲み物だけでお腹がいっぱいになった。ハンバーガーは持ち帰って、翌朝の食事になった。
夕方の6時ごろになったので、もう要塞見学は省略して帰ることにした。
帰りの車の中で孫はうつらうつらしていた。
この日は暑くてみんな半袖だったが、念のために長袖を着せた。一日ずれてしまったが。
今になって思うに、体がしんどいのに出かけたものだから、可哀想なことをした。
おまけに風呂もいつもより長くなって、あまりに出ないので無理やり出したら大泣きをして
そのせいで蒸せたのか吐いてしまった。
その夜も吐いて、泣いたりしたため家族3人とも眠られなかったようだ。
■翌29日(火)は保育園を休み、午前中は家で静かにしていた。
いつもは動き回るがいつになく動きが鈍い。
洋梨が好きでよく食べ、お茶もたくさん飲んだ。これで体温がどんどん下がり楽になったようだ。
見る見るうちに元気を取り戻した。
それで午後からは散歩に連れ出した。いつも行く裏山の公園だが、行ってみると誰もいない。
赤と白のテープが張られており、説明書きが貼ってあるが理解ができない。
仕方がなく、娘に電話をして聞いた。どうやら立ち入り禁止のようである。
写真を撮って帰って帰宅後それを読んだところ、どうやら虫が発生したため使用不可になったようだ。
辞書も引いてみたが、蜘蛛の大量発生という意味のようだ。後になってぞっとした。
公園を去って、近くの麦畑を乳母車に乗せたままで歩いた。
さすがに歩き回ることはしたがらなかったのだ。
■5月30日(水)
孫はやっと元気を取り戻し、この日は元気に保育園に出かけた。
一日元気いっぱい。こうでなくてはいけないが、またまたその元気の良さに振り回されている。 スポンサーサイト
美しく歳を重ねるために
5月30日(水)
ドイツ滞在44日目
この2日間、PCが娘のマンション泊まりになっている。
平素は私がほぼ専用に使っているので、たまには仕方がない。
アパートにPCがないと朝晩はすることがない。
それに昼間は忙しくて、マンションでは到底PCなど開ける状態ではないのだ。
孫は昨日1日休養をとったら元気になった。
病院へ行くほどもなくて安心した。
美しく歳を重ねるために
5月28日(月)
ドイツ滞在42日目。5月の最終週に入った。週末はもう6月だ。
■今日は祝日でお休み。「聖霊降臨祭翌日の月曜日」は休日だ。3連休最後の日になる。
「聖霊降臨祭」は復活祭(イースター・今年は4月8日)から50日後で、5月27日(日)だ。
復活祭、昇天祭、そして今回の降臨祭とキリスト教に関する祝日が多く、
年によって異なる移動祝日日である。3連休だ。キリスト教の影響力が強いお国柄である。
お昼はバーベキューを食べた。休日なので家にいる人はお昼をゆっくりと時間を掛けて食べ
話をしながらのんびりと過ごしているようだ。隣の家の話し声が聞こえる。ベランダ越しだ。
孫の昼寝の後、出かけた。片道20分のドライブがてら以前行った公園へ出かけた。
その後少し走って、要塞のある場所にレストランやビヤガーデンがあるというので行ってみた。
(詳細は別途)
実はこの日は孫が体調が良くなかった。日曜日のビヤガーデンへのお出かけの時の半袖で
風邪を引いたらしく、熱もあるようでいつもの元気がない。
おまけに公園で転んで大泣きをして、おでこに擦り傷を作った。
下痢も伴うのかうんちを何度もするので、お尻も赤くただれて痛がるほどだ。
家に帰って風呂に入れたらいつまでも出たがらないので、無理して出したらまた大泣き。
そのせいで吐いてしまった。気になりつつその後私はアパートに戻った。
■今朝(29日・火曜日)マンションへ行ってみると、夕べは大変だったとか。
吐いたり熱が出たりして眠らなかったようだ。朝、私を見てもいつもの愛想の良さはない。
ぐったりとして、一度起きたがまた眠るようだ。なかなか眠らない子にしたら嘘のようだ。
寝不足と体調不良で眠いのだろう。パパさんも気になって平素より1時間ばかり遅く出勤した。
今日は保育園は休むようになるだろう。
今寝ているので、パソコンに向かっている。PCは夕べはマンション泊まりだった。
◆ドイツでは、朝食は簡単に済ませ、昼食をたっぷり食べて、夕食はハム、チーズ、パンなどの
Kaltes Essen(カルテスエッセン・冷たい食事)が普通というが、娘の家では夕食に重点をおく。
昼間働いている人がいれば、どうしても夕食がメインになるのだ。
昼食の充実は週末になる。
私の朝食はその意味ではまさにカルテスエッセンだ。汁物がないので唯一熱いお茶を飲む。
夕食のカレーライスの残りを持ち帰り食べた。ご飯もないのでパンに添えて汁物として食べた。
鍋も出すのが面倒でフライパンで温め、持ち帰ったタッパーに入れて食べるという横着さだが。
それでも汁物は良い。一時期は味噌汁も飲んでいたが、毎日というわけにもいかず今はない。
◆魚の瓶詰めがあったので買って食べた。肉ばかりでなくて魚も食べたかったからだ。
500グラムの瓶詰めの中にはたったの3つしか入っておらず、中身だけは250グラムしかない。
鰯と思われる魚にきゅうりが巻いてあって、酢につけてある。
まさにピクルスだ。魚はさほど美味しくなかった。
日本ではさしずめトレー入りだろうが、日持ちの点では瓶詰めなら保存が利くのだろう。
スーパーなどで従業員をあまり見ないのは、このような瓶詰め商品が多いからのような気がした。
包装パックに手間がかかっていないのだ。第一トレーというものをほとんど見ない。
唯一あるのがケーキについている紙のものだけだ。そのケーキも紙トレーを紙袋に入れるだけ。
パンも紙袋に入れて上をくるくると折りたたむだけ。セロテープさえ使わない。
この無駄のない包装を見ると驚くが、日本の過剰包装を考えさせられもする。
◆ケットルには重宝している。生水は飲まないほうが良いので、水は必ず沸騰させる。
昔はホテルには水の中に熱源を差し込んで温めるようなものもあった。
日本でも現在は電気ケットルが普及している。あっという間に沸くので便利この上ない。
やかんをガスにかけて沸かすのに比べて、時間が早くて便利だ。いる分だけ少量沸かせば良い。
◆母の日に貰った花をドライフラワーにした。アパートの室内に飾ってある。
生の花を1週間楽しんで、その後逆さにつるして作ったが、きれいに出来た。
帰国の際は、娘の家に残していくつもりだ。
◆前にも載せた家の建築作業の様子。
地下室工事が余りにも大工事なので、またしても立ち止まって見て写真を撮ってしまった。
どれだけの手間暇とお金をかけるのかと、ただただ驚きながら見ている。
美しく歳を重ねるために
5月27日(日)ドイツ滞在41日目
◆日曜日なので朝はゆっくりとして、平日と違って遅めに孫のマンションへ出かける。
午前中1時間ほど家の周辺を孫と散歩をした。
何にでも興味を持つ孫は、よその家のインターホンを押したがって困る。
1度などは本当に押してしまって、ドイツ語で応答があって本当に困った。
◆昼食はパパさんが作ってくれたホワイトアスパラガスの料理だ。毎年1回は作ってくれる。
ドイツ名はSpargelシュパーゲルといい、ふかしジャガイモと生ハムが加わる。
卵黄とバターでできたオランディーズソースをかけて食べる。
ドイツに春の訪れを知らせるものとして人気の料理だ。
ギリシャやスペイン産のものは安いが、ドイツ国内産はかなり高価だ。
しかし、ドイツ人はそのドイツ産にこだわるという。
4月中旬から出始め、5月いっぱいとも6月頃までとも言われるが、期間限定のものだ。
写真は写さなかったので、ネットから拝借した。まさにこんな感じなのだ。
◆午後からは、友達夫婦と家族同士で会う予定とかで、私はアパートに残ることにした。
しかし、その予定が急遽キャンセルとなったので、私にも誘いがあったので出かけた。
ビヤガーデンに行くという。その友達の旦那さんだけが一人で来た。
その人はオランダ人で、日本時代からの友達だそうだ。日本にも4年いたとかで日本語は達者だ。
今はドイツで仕事をしているのでドイツ語。英語も話せるので、4ヶ国語が堪能だ。羨ましい。
日本時代は日本全国各地に行ったという。長崎にも行き、鎖国時代の出島の話も知っていた。
長崎オランダ村(今のハウステンボス)の話など、楽しい会話ができた。
オランダといえば風車にチューリップ、アムステルダムの運河沿いの家々。
あの「アンネの日記」の隠れ家のことなど・・・・・が私の知っているオランダだ。
このビヤガーデンは、土曜日に私が行った市内中心部の中央駅の裏手のほうにある
シュロスガーデン(宮殿公園)の中にあり、公園はかなりの広さだ。
芝生が広がり、木々も緑が眩しいほど。その1角にある。
ビヤガーデンには子供向けの遊具もあり、子供連れでも行けるところが良い。
広島の平和公園で見た「緑陰将棋」ならぬ「緑陰チェス」をやっていた。▼
明日は祝日なので、ことのほか多い人出だったが、日曜日はいつもこんなものだという。
この公園の向こうには中央駅が見える。あのベンツマークの建物が見えた。
周囲はフェンスで囲まれて、周辺は壊されているようだ。
中央駅は古い建物で取り壊して建て直しをする計画でもうすでに工事中らしいが、
歴史ある駅舎を壊すことや膨大な予算がかかることから、建設に反対する運動もあるらしい。
シュツットガルト21といわれ、交通と都市開発計画だ。中央駅の地下に列車が素通りできる駅を作るために巨大なトンネルを掘り、地下に大都市を作るための工事だ。
中央駅は駅が行き止まりのために素通り出来ず、列車はバックして出て行くのだ。
駅の表から見るとわからなかったが、裏手から工事の様子を見るとこのような光景に出くわすのだ。
反対にもかかわらず工事は続行されているようだ。
ビヤガーデンには2時間以上はいた。飲んで食べて話して、そして孫はしっかりと遊んだ。
今住んでいる町まで帰って、途中にあるアイス屋に寄ってアイスも食べた。
孫はもうすでにアイスのことを覚えていて、「アイス」ともしゃべる。
今日は比較的暑くもなくて、ここ最近は少々肌寒いほどだ。
天気予報で気温予想を見るが、広島のほうが気温は高いほどだ。
半袖姿の孫は寒くはないかと気になるような気候だ。
美しく歳を重ねるために
5月26日(土)
列車旅・前の記事からの続き(その2)
宮殿広場はかなりの広さだ。今回はなにやらお祭りがあるようで、テントがたくさん張られていた。
いつもは広い芝生に多くの人がいるのだが。
それにしても往来はどんどん人が増えてくる感じだ。
道路が緩やかな坂になっているのか、豆粒のような人の群れが波のように押し寄せてくる感じだ。
駅前からまっすぐに延びた道はケーニヒ通りといい、歩行者天国となっている。
少し離れた場所では人も少なくて、芝の上でゆっくりとしている人々が見られる。
そうこうしているうちにお昼時だ。たまにはレストランの豪華なものでも食べたいが、
一人ではドイツ語メニューも読めないので、諦めた。
結局はサンドイッチとジュースにした。このジュースは500mlもあって飲みきれなかった。
満腹なようなそうでないようなよくわからないので、さらにケーキも買って食べた。
この3点で締めて6.34ユーロ(650円くらいか)。ドリンクが1.4ユーロは高すぎる。
コーラの小瓶が2ユーロ近くもしたのには驚いた。平素スーパーの安いものを見慣れているので。
FREE HUGSと書いたプラカードを持った女性が3~4人いて、色々な人とハグをしていた。
今日はハグの日かな・・・?調べたら、日本では8月9日だったのだが。
どこまで行っても人と店ばかり。たまには良いが、やはり私にはこのような場所は向いていない。
一日時間つぶしもできそうにないので、帰ることにした。
中央駅の前にはDBのマークのついたレンタサイクルがあった。
シュツットガルトは州都で、ドイツ南西部の経済の中心地でありにぎやかな地だが、
中央駅から山の方を見るとブドウ畑が広がっている。
ドイツはワインの国でもある。都会のすぐそばにワイン畑が広がっているのである。
過去2回のドイツ訪問では、各所のブドウ畑に何度か行ったものだ。
中央駅から帰途に着く。来る時と同じように切符を買って、刻印をしようとしたら機械に入らない。
苦労していると、見かねたのか女性が来て「刻印はしなくて良いのよ。」というようなことを言ってくれた。
後でネットで調べたら、駅によっては刻印不要の場所もあるとあった。
切符を見ると確かに切符には発売日時が刻まれているので、刻印は不要のような気もする。
後で娘に聞いたのだが、自販機で買えば日付がついているので刻印はいらないそうだ。
ここの駅名Hauptbahnhofは「中央駅」という意味だ。
帰りも列車に無事に乗って帰ることが出来た。列車内から外を写した。「世界の車窓から」だ。
実は、列車旅には虎の巻がある。去年ものをまだ持っていたので助かった。
路線図や娘に書いてもらった説明のメモや、ネットで作ることができる「時刻表」等だ。
この時刻表は便利なもので、ホームの番号や出発時刻、列車の行き先名などが載っており
乗り換えには大変良かった。去年SBからUBへ乗り換えての単独行動で使ったもの。▲
帰りにスーパーによって食品の買い物を済ませた。明日は休みなので買いだめだ。
帰宅したのが13時過ぎ。10時前に家を出たので、たった3時間の外出でしかなかった。
外出で苦になるのが、膝痛から来る足の疲れ、一人ではレストランで自由に選べないこと、
トイレが見つかりにくいこと・・・・などで、すぐに帰りたくなる。
こうして、一人での外出は短時間で終わったのだ。
美しく歳を重ねるために
5月26日(土)
◆朝から部屋の片付けと掃除。シーツ類もすべて取り替えた後、部屋の掃除をした。
毎日はしないので、久しぶりの念入り掃除だ。
窓と出入り口を開け放し、廊下と洗面所の天窓2箇所を開ければかなり風通しが良くなる。
部屋はスリッパに履き替えるし、ベットなので布団の上げ下ろしもなく、案外埃もたまっていないのだ。
▼掃除機はないので、箒と塵取りでの掃除になる。床拭きまではしない。
洗面所には4種類の洗剤があったので、それらを使って磨いた。▲
左から、タイル、トイレ、床、鏡用のもの。娘の家で使い慣れているのでよくわかる。
さすがに床用は使わなかった。モップがないので、這いつくばっての雑巾がけは出来ないと判断した。
◆部屋がすっきりしたところで、出かけることにした。
駅に着き、さて切符を買おうとしたら自販機の使い方に迷った。
1年振りで、忘れている。そばの女の人に聞いてやっと買えた。刻印を押してホームへ。
シュツットガルト中央駅までは5駅、2ゾーンで2.6ユーロ(260円ほど)。去年は2・5ユーロだった。
プラットホームの表示板。S6(エスバーン・近郊電車6)が4分後に3番ホームに来るとある。
Schwabstraseは中央駅の先の終点駅の名前。これに乗れば中央駅に着く。
DB(デーベー・ドイチェバーン・ドイツ鉄道)の赤い車体の列車が到着した。
車内。土曜日の10時半頃だが、結構乗客がいる。奥は1両だけある1号車で、乗っている人がいる。
5駅分なので程なくして中央駅に到着。先日は列車ではなくて車で来たが、列車で来ると勝手が違う。
それも一人で来るとやはり少し迷う。頼る者もいないのだ。
列車は地下に着いたようだ。中央駅はさすがに広い。エスカレーターで地上へ。
どちらの方向に出れば良いのかもわからないが、とにかくどこでも良いので出てみた。
出てみた場所がここだ。駅舎から少し離れた場所だった。
ベンツのマークはもう何度も見たが、良い目印になる。
(写真ではわかりにくいが、右の建物の上にありくるくると回っている。)
▼写真を追加
ここから少し歩く。すごい人だ。先般来たのは土曜日の夕方だったので、こうまではなかった。
お店も増えてきたので、まずはアイスを食べる。ドイツのアイスとはジェラートのことだ。
1・2ユーロ(120円ほど)。やはり都会は少しだけ高い。
歩行者通りをどんどん歩いていくと、Schlossplatz・シュロスプラッツ(宮殿広場)にたどり着いた。
BardenーWurttemberg・バーデン・ヴェルテンベルグはここシュツットガルト市のある州の名前だ。
ここにはもう何度か来たことがあるので馴染みだが、駅から歩いて来たのは初めて。
自力でたどり着くと地理がよくわかる。
古い建物をしっかりと残し、中を改装してお店にして活用している。Uはウーバーン・地下鉄のこと。
長くなるので、ここまでで一旦中断。さらに続く。
美しく歳を重ねるために
5月26日(土)ドイツ滞在40日目
今日はマンション行きはお休みの日。さすがにもう狭い街探検も飽きてきたので、
シュツットガルトの市内中心部へ出かけてみようかと思っている。
いくら何でも、孫育て応援と小さな街中探検だけで終わったのではと思い出してきた。
先日は車で行ったが、今日は列車に乗ってみよう。列車も久しぶりではあるので。
列車に乗るのもやや億劫ではあるが、これもすべて経験だし、去年も行っている。
◆いつも通る道のそばの空き地に、住宅建設工事が始まった。
まずは土地を掘り下げる。その作業規模がかなり大掛かりだ。
ドイツでは地下に部屋や駐車場を作ることが多いので、まずは地下作りから始めるようだ。
これだけの作業にかなりの労力とお金がかかっていると思われる。
しかし、長く使うことを考えれば、地下室の有効利用ということでドイツらしい合理的なものだ。
日本では、家は耐用年数が短いので、地下室や駐車場にお金をかけることはもったいない気がする。
◆この街ではタクシーをめったに見ない。
先日、たまたま1台見て、あまりに珍しくてじっと見つめてしまったほどだ。
小さな町で、観光客などいないので必要ないのだろうか。
車も発達しているし、お店なども近くにあるので、歩いて買い物に出かける人も多い。
坂が多いので老後には厳しいだろうが、町内循環バスも走っているようだ。
◆私が見る範囲では、特に女性はスタイルが良い。スリムな人が多いのだ。
アメリカのようなでっぷり体型の人などめったにお目にかかれない。
後姿から20歳代の人かと思ったら、50~60歳代の人だったのでびっくりすることも結構ある。
若い女性など体が折れそうなくらい華奢な人も多い。小柄でやせ過ぎた感じなのだ。
男性は、華奢という感じではないが、背の高い人が多いが、日本人並みの体型の人もいる。
◆パンを買ったら、紙袋に入れてくれる。ビニールの袋ではないのだ。
だから、朝買ってそのままにしていたら、夕方にはもうカリカリになっている。
パンはビニールに入れて保存するものではなくて、焼き立てを早めに食べるものだと思われる。
パンも始めのころは珍しくて写真によく撮っていた。今ではもうきりがないのでしていないが
とにかく種類が多いし、ドイツで食べるパンは美味しい。
まあ、焼き立てを食べるのだから当然ではあるのだが。
美しく歳を重ねるために
5月25日(金)ドイツ滞在39日目
■今日は初めて孫の保育園の迎えに行った。娘に用事ができたので代理だ。
一度孫の様子も見てみたかったので、丁度良い機会になった。
園から少し離れた公園に出かけているというので行ってみた。
どうにかやっている様子にほっと一安心。私の姿を見ては「パン」と言う。
我が家の公園散歩にはいつもパン持参で出かけるので、混同しているようだ。
先生も1人で4人の面倒を見ているようで、大変な様子がわかった。
我が子の時ですら、このような様子は見られなかったので、貴重な経験だ。
我が家の娘2人の幼稚園の送迎は、姑にしてもらったのだ。
私の存在を意識させないように、できるだけ離れて見守る。
シーソーなどで遊んでいたが、そのうち出入り口の鍵が気になるらしく勝手にそこへ行っていじくっている。
まだ仲間と一緒に遊ぶなどという意識はないようだ。園までの帰りは丁度下校時間と重なり、
中学生か高校生か女の子たちが「可愛い!」と言っているようで、園児達を見てははしゃいでいた。
担当の先生には娘が事情を話していたが、
他の先生からも「オーマ(おばあちゃん)ですね」と声をかけられた。
泣く場面もあったかもしれないが、私の見た範囲ではこの調子でどうにかやっていけそうではある。
このままうまく適応してくれれば言うことがない。
◆ドイツのこの地の家庭ごみの分別は3種類。
左から紙類、ビニール類、生ごみや燃えるごみ。
それらのごみは外の各戸の色別の大型ゴミ箱へ入れる。
このゴミ箱は「ころ」がついていて、それがなくては動かないほど大きいのだ。
清掃局から借り受けるものらしい。その箱がむき出しになっている家やら
屋根つきのゴミ箱収納庫を作った家など様々。それだけでかなりの敷地分を占める。
収集日にはその箱を道路のすぐそばまで出しておく。
すると、大型の収集車が来て、その箱ごとクレーンで持ち上げてひっくり返してごみを出す。
車も箱も大きい。さすがに広い土地や道があればこそできるもので、日本ではこうはいかない。
これはマンションのごみ箱置き場。右に3つ、左側奥に5つものゴミ箱が設置されている。6軒分だ。
この中に大型ゴミ箱が入っている。
◆木々の多い土地柄だけに、葉や実がたくさん落ちる。松ぼっくりがかなり落ちている家などもある。
自分の家の前の道路を掃いている光景をよく見かける。いわゆる「門前清掃」だ。
公的な清掃に頼らずに自分の家の前くらい責任を持って掃除をするのだ。
その掃除をしている人はお年寄りが多い。若い人がしているのを見たことがない。
日本も同じだ。門前清掃の習慣すらなくなってきている現状だ。我が家とて同じだ。
美しく歳を重ねるために
5月24日(木)ドイツ滞在38日目
明日はパパさんが出張から帰ってくる。
平素は朝が早いので、帰りも早い。だから夕方は私も比較的早めに仕事も放免となるが
パパさんがいないと孫が寝つくまでいるので遅くなる。
だから、今週は少し長めの孫との時間だった。明日からは少しだけ楽になるかな。
今日も暑かった。
テレビがないので天気予報が見られないと思っていたが、ネットで調べれば良いことに今頃気づいた。
広島の天気予報はyahooの画面で見るのに、ドイツを見ないとはうかつだった。
「ドイツの天気」で検索するといくらでもある。日本気象協会のものもあるのだ。
今日は広島は25℃/16℃、ドイツのシュツットガルトは25℃/15℃でほぼ同じだった。
しかし、太陽が出るとそんなものではない。家のベランダの日陰ですら30℃だった。
暑くて、ベランダの大型パラソルを開いた。他の家もパラソルやロール式の軒を出した家が多かった。
「晴れ一時雨」とあり雨など信じられない予報だったが、午後から散歩に出た時ぱらぱらと降ったのだ。
◆ドイツで多いものは、ビールにワイン、パン、ケーキなどだが、ハムやソーセージも種類が多い。
その中でも、娘の家のお気に入りはNurunberger(ニュルンベルガー)ソーセージ。
ニュルンベルグという都市の特産である。
小ぶりなソーセージで、フライパンで焼いたりバーべキューにもよく使うが、確かに美味しいのだ。
◆初めてペットボトルをリサイクルに出した。娘に頼まれて10本も抱えて出かけた。
スーパー内に設置の返却用の機械へ投入すると1本ずつセンサーで機械が読み取っている。
1本あたり0.25ユーロ。(25円)10本持参したので2.5ユーロ(250円)の返却だ。
ただし、現金ではなくてレシートで出る。それを買い物時に出せば差し引きしてくれるというシステムだ。
何だかリサイクルに貢献した気分だが、自分が事前に払ったものが戻っただけのことなのだ。
ごみとして捨てればお金が無駄遣いになるだけのことだ。1本あたり25円はかなりのものだ。
キッチンには返却用のペットボトル入れも置いているほどだ。
わかりにくいが右下の黒いもの。これに9本入る。これを持って買い物に来ている人は多い。
美しく歳を重ねるために
5月23日(水)ドイツ滞在37日目
■昨日は一日よく晴れて、気温もどんどん上がった。
マンションには小さな温度計が2つあるので、室内と室外と2箇所に置いて測ってみた。
17時でも日差しはまだ強い。室内24℃、室外の日陰の部分でも28℃。時に30℃にもなった。
日がまともに当たる部分は、何と41℃にも達した。真夏のアスファルト面並みだ。
午後の昼寝後も、出かけようにも暑そうで行くのを躊躇する。
孫は帽子をかぶるのを嫌がるので、困ったことだ。
1時間ほど家の中で遊んで、4時過ぎからママが連れ出した。
パパさんが昨日から出張でしばらくいない。夜中に起きたりする孫なので、大丈夫かしら。
様子を見てあまりにひどいようなら私もマンションへ泊まるが、この日はアパートへ戻った。
夜中に雷が鳴り出して、大雨が降った。あの音で目を覚ましはしなかっただろうか。
今日聞いてみたが、全く関係なかったという。
かなりひどい雷だった。朝起きてみると、靄がかかってはいたがすべてが洗われ気分が良い。
午前中は曇り空だったが、そのうちどんどん晴れてきた。
午後から洗濯をしたのだが、あまりの晴れ間に乾燥機を使うのが勿体なくて16時前だが外に干した。
2~3時間で十分に乾くだろうと思えるほどの強い日差しだ。
長らく乾燥機を使ったのは、パパさんが花粉症で洗濯物を外に干すのを嫌がるからだ。
それももう心配ないほどの時期になった。もう夏の到来のようだから。
あまりの強い日差しに、帽子をかぶって洗濯物を干した。何だか顔がどんどん日焼けする。
しかし、19時ごろまで干したが、さすがに乾きが悪かった。見通しの甘さだ。
やはり洗濯は朝一番にすべきだ。それに洗濯物干しは日本のように広げるものではない。
かなり重なっているので、乾きには無理があるが、晴れれば乾燥した空気ですぐに乾くのだが。
やはり雨上がりの後で、湿気が少しあったようだ。
今日は7:45~21:20までマンションにいた。いつもはその頃に点く外灯がまだだった。
その後21:30ごろに点いた。時刻ではなくて明るさによる自動点灯だろう。
どんどん昼間が長くなっている証拠だ。
◆ 前々から気になっていた車。
車体には「シューラー・トランスポート」とある。「学校運送」という意味だ。
赤十字のマークと名前もある。Rotes Kreuzは赤十字という意味である。
小学生は歩いて登校しているが、ある子供は乗っていた。
あまりに気になるので、別に日に中をのぞいてみたら、1人しか乗っていなかった。
自由に乗れるのだろうか・・・?スクールバスでもないし・・・・?詳細は不明。
◆孫のマンションの前で交通事故を見た。乗用車が自転車と接触したようだ。
大きな事故には至らなかったようだが、自転車のミラーなど一部が破損していた。
朝8時前だったから中学生か高校生の男子は登校途中で、車の運転手は男性で通勤途中だろう。
朝のせわしない時の事故だ。ここは三叉路になって、大きくカーブする場所なので見通しも悪い。
そばには大きなトラックのような車が停まっている。
車体には112が。これは「救急番号」で、
連絡すれば「救急、消防、警察」のどれかに繋いでくれるもの。
RETTUNGSDIENSTは「救急活動」だ。
いわゆる救急車だが、担架などけが人や病人を乗せるものとは少し違う。交通事故関係車両のようだ。
程なくしてパトカーも来た。POLYSEIの名前が見える。赤色灯ならぬ青色灯だ。車体も青い。
車の運転手が自転車の生徒に名刺を渡したりしていた。
大きな事故には至らなかったようで、ほどなくしてすべて終了したようだった。
のどかな田舎町なので、交通事故などめったに見ることはない。
去年は、子供用の自転車で緩い坂らから下りてきた幼子が転び救急車で連れて行かれたのを見た。
それでも、救急車の音などめったに聞こえない。のどかで平和な町ではある。