6月30日(土)ドイツ滞在75日目
■夕べも暑かった。日中が30℃を超えるとやはり夜も暑い。
特に私の部屋は最上階の4階の屋根裏部屋なので、一段と暑さがこたえる。
おまけに窓が1箇所なので、風が通らない。誰も4階までは上がってこないので
昼間はできるだけ出入り口も開けているが、さすがに夜それは出来ない。
あまりの暑さに布団はかけられず、シーツだけで眠った。タオルケットもないので仕方がない。
■もう6月最後の日になった。週1回の休息日の土曜日ももう最後になった。
「もう買い物などもないだろうから、休みも要らないのでは・・。」と言われたが
そろそろ部屋の中の片付けもしたいし、そういえばお土産も買っていない。
やりたいこともあるので、午前中の外出の誘いは断って家にいることにした。
写真の整理もした。たくさん写したが、日本に帰ってからは整理も嫌になるだろうから
今のうちにしておくことにした。
ほぼブログに使ったが、使っていなくていまだに残った写真もあった。それらを載せてみる。
◆よく利用したスーパー。今回はこのスーパーによく来たものだ。
去年と違って朝食が自炊だし、アパートに一人住まいをしたので何かと買い物をしたのだ。
ここ何週間は昼間にもアパートに戻ったりしているので、昼食もアパートでとることも多くなった。
◆アパートはキリスト教に関係しているものだが、詳細はよくわからない。
1階はそのキリスト教関係の部屋らしくて、入り口にそのような内容の表示板がある。
2階は今回お世話をしてくれた修道女のアンネさんが住んでいる。
この建物はアンネさんの所有ではなくて、教会のものをアンネさんが管理しているのかもしれない。
2階には他にも修道女姿の女性がよく出入りしている。
このアンネさんのことが、私の部屋にある冊子に載っていた。
ドイツ語なので内容はよくはわからないが、アンネさんは「執事・副牧師」の肩書きだ。
3階は男性の一人住まいかと思ったが、どうやら夫婦住まいのようだ。地下にも部屋があるようだが・・。
女性を2~3人見たが、チラッと見ただけなので顔の区別がつかずよくわからない。
挨拶くらいはするのだけれど。ほとんどが「ハロー」だ。朝は時に「モルゲン」と言う人もいる。
◆街灯に<つた>が絡まっている。見ればどの街灯も同じようだから、わざとそうしているのだろうか?
夏は保冷に、冬は保温になるだろうが、冬場は枯れるのだろう。
◆各戸に電話帳が配られていた。日本のものとよく似ていた。
◆道の途中に建物の階段がある。歩道を完全に塞いでいる。
これは建築上許されるものなのだろうか?不思議でならない。
乳母車を押していても、この場所で車道にはみ出てしまうのだ。迷惑でしようがない。
◆この町に来て初めて清掃車を見た。1回目の訪問の時は、かなり大きな町だったのでよく見たものだ。
まあ、朝の時間に街中に出ないことにもよるのかもしれないが・・・。
◆屋根の上に土を敷き詰めて花壇にしている建物。環境に配慮したものである。
◆ ドイツには網戸がないと以前書いたことがある。気候上必要ないのだろうと思ったが、
やはりあるほうが良い気がする。今時はハエや虫が家の中に入ってくるのだ。
だから、ハエ叩きを持って追いかけると、孫がその姿を見て喜ぶ。
クーラーもないので、扇風機を回している。やはり暑いことは暑いのだ。
ベランダから入る日差しが強いので、日差しよけやパラソルがないとやり切れないらしい。
しかし、その期間が短いのでさほど必要性を感じないのだろう。
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美しく歳を重ねるために
6月29日(金)ドイツ滞在74日目
■夕べは夜中に何度も目が覚めた。
まずはサッカー観戦の影響。しかし、前回に比べて次第に音がしなくなったので、
もしかしたらと思ったとおり朝起きてネットで見ると・・・・ドイツの決勝進出は駄目みたいだった。
そのうちうとうとしたが、蒸し暑くて眠れないほど。窓も少し開けて寝た。それでも寝苦しい。
突然携帯が鳴った(様な気がした)。「メールが入っています」というアナウンスのようだったが
特にそれらしきものはなく、気のせいだったか。それでも慌てて起きた。
さらにパジャマの首から肩の辺りにかなりの汗をかいたらしく、目覚めた。
着替えをして寝付いたと思ったら、にわかに雨の音。雷もひどいのでPCのコンセントを抜いた。
天窓も閉めに行った。
夜中に何度起きただろう。何だかまともに眠れない夜だった。
おまけに今日は日中どんどん暑くなって、マンションでは大型パラソルは開いたし扇風機も回した。
孫は扇風機が珍しいようで興味を持ったが、危ないのでいつも気をつけておかねばならない。
■ 昨日はマンションの1階の家の奥さんと息子さんが、娘の外出中に訪ねてきた。
そこの家の息子さんに誕生日のお祝いの品を上げたらしく、その御礼に来たようだ。
とっさのことで何を喋って良いものやら慌てた。
相手の言っていることはわかったから英語だったのだろうが、最後は「ダンケショーン」だったので
どこまでが英語でどこからがドイツ語だったかもわからない。
いつの間にか日本語で喋ってしまっていた。相手もそれなりにわかったのかどうだか、帰っていった。
う~~~ん、英語もまだまだ駄目だな。ましてドイツ語なんて。
ドイツ語の響きは何となく理解はできるような慣れは出てきたが、耳に慣れただけのような気がする。
大学時代のドイツ語のイメージは<つばを飛ばすような変な響き>という人もいたが、
今聞いているとそうでもない。女の人の会話などを見聞きしていると、やわらかい響きだ。
ただ、ドイツ語はまったくものにならなかった。英語ですらまだまだ自信がない。
■金曜日は孫の保育園の迎えに時々行くことがある。今日も14時に行くように頼まれていた。
しかし、10時には園から迎えに来るように電話があったので、急いで出かけた。
昨日から熱があったのだが、予防接種もしたし、今朝も熱があるようだとは気づいていた。
登園して1時間ほどで帰ることになったのだ。
保育園の迎えももうすることはないだろうから、担当の先生にはしっかりと挨拶をしておいた。
園内も興味深いのだが写真を写すのははばかられたので、玄関前で記念に写真を撮っておいた。
玄関前は一見狭そうに見えるが、2階がメインで中に入ると広々としているのだ。
帰りはお決まりのアイス屋さんに寄る。熱があるのでアイスなら少しぐらいは良いだろうと思ったのだ。
もちろん孫は喜んだことは言うまでもない。
写真は4月29日撮影のかなり前のもの。日差しが今とはかなり違う。▼
◆ スーパーの園芸用品売り場の花もどんどん入れ替わる。
今はひまわりや菊やコスモスなどが出ていている。
アスパラガス売り場の店ももうしまっていた。さすがにもう7月も近いのだから当然ではある。
それでも結構長かったというのが印象だ。
マンション建設工事現場も大型クレーンが出てきてどんどん工事が進んでいる。
完成予定図を見ると、マンションだがやはり茶色の屋根になるようだ。これでこそドイツの景観だ。
先日見たような近代的なマンションではドイツの景観の決まりに反しているような気がするのだが。
■夕方からみんなで郊外の大型ショッピングモールへ買い物に行った。
ドイツ滞在記念に電子レンジを買うことにしたのだ。
大型のグリルがあるので、これまで電子レンジを持っていなかったのだが
幼い子もいることだし、レンジがないと不便な気がしたので買ってやることにしたのだ。
グリル機能はいらないので、レンジ機能だけのものにした。日本のパナソニック製だ。
ドイツ製は娘がどうもデザインが気に入らないらしく、日本製に落ち着いたのだ。
これでやっと一安心して日本に戻ることができる。
美しく歳を重ねるために
6月28日(木)ドイツ滞在73日目
■サッカー観戦の音や声が家々から流れてくる。これから夜遅くまでその熱気が続くのだろう。
観戦ラッパ音も時々響く。どこからか花火の音も聞こえた。
パパさんも友達の家でバーベキューのあとテレビ観戦だ。帰宅は遅くなるのだろう。
遅まきながら今日は今年初めて半袖服を着た。
日中は暑いのだが朝晩は気温がかなり下がるので、なかなか半袖を着なかったのだ。
とはいえ、まだ6分~7分袖に近いものからスタートだ。それでも今回はちゃんと半袖を持参したのだ。
コートが要る時期から半袖の時期まで、何とも変化の激しい期間を過ごしたものだ。
◆たまには甘いものも食べてみたくなり、ケーキのようなパンを買って食べた。
やはり普通のパンよりは少し高い。2個で2.8ユーロ(280円ぐらい)だった。
大きいので1個だけにしようと思ったが、美味しいので2個とも一度に食べてしまった。
生野菜サラダも買って食べた。サラダと菓子パンでは栄養に偏りがあるが、たまには良いか・・・。
別の日にもまた買って食べた。
これまで地味なパンで満足していたのに、ここへきて何たることか。
やはり甘いものは美味しいし、幸せを感じる。
でも、主食にしては甘すぎるし、おやつにしたらカロリーオーバーだ。
◆ドイツはビールの国だが、私はビールは好きでもないので滞在中ほとんど飲まなかった。
たまに飲むと、翌日には胃がもたれるのだ。
チラシを見ると、さすがにスーパーで買えば安い。6本で1.11ユーロ(110円)。
ジュースや水より安いと聞いていたがまさにそのとおりで、今さらながら気づいた。
▼ビールをサイダーで割ったものだ。アルコール度2.5%。こんなものなら買って飲めば良かった。
これは6本で1.69ユーロ(169円)。アルコール度4.9%とある。▲
チラシに触発されてスーパーでビール売り場を覗いてみた。やはり安い。
6本セットなど重くて持って帰れないし飲める自信もないので止めたが、試しに1本だけ買ってみた。
0. 5Lで0.29ユーロ(29円)、それにデポジットのビン代(0・25ユーロ・25円)がつく。
それでも合計で55円くらいだ。税率は19%で、税が9円、本体が45円だ。
これはビールをレモン水で割ったもの。アルコールが2.5%だ。
器もビンではなくてペットボトルで、まるでジュースのようなものだ。でも、やはり酔う。
ジュース並みに気軽には飲めないことを実感した。1本だけにしておいて良かった。
しかし、ビールも外食時に飲むとやはり高い。ビヤガーデンで同じような種類のものを頼んだが、
0. 5Lで3.20ユーロ(320円)、0.3Lで2.5ユーロ(250円)だった。
これにはしっかりと消費税の19%がついているのである。
外食が高くつくというのは、飲み物も同じことなのだ。
外食のみならず飲料で税率7%なのは牛乳くらいだ。
ビールやジュース、それに水は19%もついているのはぜいたく品ということなのだろう。
◆最近の自炊では生野菜を買わなくなり、瓶詰めの加工食品で済ませることが多くなったのだ。
キャベツの加工品は便利が良い。キャベツを買ってきてそれを調理するのは大変だ。
スーパーには惣菜類はないが、瓶詰めや缶詰め類は多い。
保存の点ではかなり効率が良く、廃棄することもないので無駄がない。
紫キャベツの瓶詰めも食べたが、白いキャベツのほうが美味しい。
サラダクリーム(マヨネーズのようなもの)で和えたもの(左)も美味しいけれど
酢とオイルで漬けたもの(右)も美味しい。これはザウアークラウトのようなものだが、少し違う。
1パックが1000グラムもあり、買っても食べきれるかどうか迷うが、美味しいので毎日食べている。
このような商品に慣れたために、生野菜を買うことがなくなった。
生野菜とてドレッシングを使うようになるし、それならばとこのようなものになるのだ。
朝の時間には極めて便利が良い。まな板や包丁を使う回数も減った。
まあ、一人暮らしの自炊ではどうしてもこうなるのだ。
美しく歳を重ねるために
6月27日(水)ドイツ滞在72日目
■夕ご飯はお好み焼きにした。私のレパートリーも限界に近いので、これなら好評だし材料もある。
キャベツをたくさん使い、ベーコンもたっぷりと使えば豪華に見える。
ドイツで何度作っただろうか。もやしはないが、ソースや削り鰹、青海苔、てんかすなどがあればこそだ。
■昨日はパパさんが5時には帰宅したので、夕食を食べた後、車で近場に出かけた。
出かけたのはいつも遠くに見ている「風力発電の風車」のある場所だ。
アパートからも見えるし、去年は近くまで行ってみようと乳母車を押して出かけたのだ。
結局、行けども行けども辿り着かず諦めて帰ったのだが。あの時は孫はまだ乳母車に寝ていた。
あれからもう1年経つのだ。
行ってみるとやはりかなり遠い。車で良かった。
風車は小高い丘の上にあるのだが、車は上までは上がれずに下の駐車場に置く。
そこからしばらく歩かなければならない。たどり着いてみるとかなりの人が来ていた。
歩いて上ってきた人がほとんどだが、この坂をマウンテンバイクでやって来た人も何人かいる。
夕方7時前だったが、青空が抜けるように綺麗な好天気だった。
孫は風車のような回るものが好きだが、この風車にはあまりの大きさに度肝を抜かれたよう。
私がクレーンなどを見た時に「大きいね。」というものだからその言葉を覚えた。
これも「大きい。」と口に出したのだ。
羽根が回るとかなり大きな音がする。周囲の自然が美しい。
日本でも何度かこの風車は見たが、ここは1基だけなのに何故だか感動してしまった。
小高い丘の上からは、眼下に広大なパノラマが展開する。
手前は工場群だ。▼
▼畑の向こうに住宅街が広がる。真ん中からやや左に高い時計塔が見える。
これが住んでいる町の目印になる。
無線操縦で小型飛行機を飛ばしている人々がいた。孫は飛行機も好きなので興味深々だったが、
空を飛ぶ飛行機とこの模型飛行機の違いがわからないようだった。
この付近には民家はなく、周囲は畑だらけだ。
麦畑は黄色く色づいていた。麦刈りは7月から8月だそうなので、そろそろ色づき始めているのだ。
さすがにパンの国の光景だ。
美しく歳を重ねるために
6月26日(火)ドイツ滞在71日目
■娘のマンションの大家さんは隣に住んでいるが、
毎年日本からお土産を持参しては差し上げ、その後お家に2度も招待されている。
それはそれで有難いのだが、招待を受けても2~3時間の会話が持たず正直なところ少々苦痛なのだ。
今回もお土産は持参したのだが、実はまだ渡していない。帰る時に渡すつもりでいた。
お土産を渡せばまた招待されるだろうし、向こうも招待を気にするだろうから躊躇していたのだ。
もう何度かご主人には出会って会話はしているし、奥さんにも車から手を振ってもらったこともある。
今日は奥さんとばったりと会った。娘のマンションの地下に駐車場があり、そこへ車を置いているとかで、
そこへ行くには毎日私が出入りしているマンションの玄関から出入りするとは知らなかった。
通り一遍の会話はしたが、さて今更帰国時にお土産を渡すのが何ともおかしいなことになった・・・・・。
◆アパートの窓から毎日外を眺めながら朝食をとった。それも後残り1週間だ。
昼間は孫とマンションで過ごし、朝晩はこのアパートで過ごした。
最初は一人暮らしが不安だったが、慣れればこれが結構居心地が良かった。
何の気兼ねも要らない一人暮らしにどっぷりと浸かったのだ。
狭い一部屋とはいえ何でも揃っている。この一部屋ですべての用が足りるのだ。
なくて不便だったのは、掃除機、洗濯機、ドライヤー、電子レンジ(トースターも)・・・・くらいか。
掃除道具や台所の洗剤やゴミ袋などすべてあるので、生活のために新たに買ったものはほとんどない。
トイレットペーパーがなくなったので買ったくらいか。ホテル住まいのようなものだ。
朝の自炊の食事から始まって、帰宅後のシャワー、そして小物の洗濯を毎日したものだ。
そして、PCもよく使った。これがあればこそ寂しく感じなかったのかもしれない。
ほぼ私専用にしてくれた娘に感謝だ。
◆ラベンダーが今を盛りに咲いている。アップで写してみたが、これもなかなか良い。
でも、これは少し前の写真なので、今見るともう花の色が鮮やかでない。
スーパーの店頭販売でも見かけなくなった。もうひまわりなどが出ている。
ラベンダーの最盛期ももう過ぎたのかもしれない。
夾竹桃を町で見かけた。葉が竹に似ていて、花が桃に似ていることからついた和名だ。
原産はインド。広島市の花だ。原爆の被害後たくましく復興する象徴の花だ。ドイツで見ようとは・・・・。毒性もあるといわれ、食べたために死亡事故も出ている。現役時代の勤務先には多く植えられていた。
学校に植えられていることが多いが、毒性があることから伐採する所も出たという。
◆ サッカーも今まさに最高潮。街のスポーツ店では、ユニホーム売り場もかなり盛り上がっていた。
もともとサッカー人気の国だが、このところの欧州選手権大会でかなりの熱気だ。
今週は28日(木)に準決勝の試合がある予定で、夜の騒動が今から予想される。
パパさんもみんなで集まってテレビ観戦をする予定だと話していた。
終わりも遅くなるだろうから娘は嫌がっているのだが・・・・。
◆
◆このような近代的なマンションも建っている。今まで見たのとは明らかに違うのでやや驚いた。
こんなマンションが増えてくれば、ドイツらしさがなくなるような感じがするのだが・・・。
これでは他国と何ら変わりない。ドイツの特徴のない機能一点張りの感じのマンションだ。
美しく歳を重ねるために
6月25日(月)ドイツ滞在70日目
■最近はまた暑さから遠ざかっている。曇りの日も多いし雨も降ったりして、朝晩はひんやりしている。
久しぶりに裏山の公園に行った。蜘蛛の大量発生で長いこと行っていなかった。
今では公園遊びの子供たちも何人かいる。孫はそのうちの一人におもちゃの取り合いで泣かされた。
孫は男の子なのだからもっと勇ましくないといけないなと思う瞬間だ。
それ以外は機嫌良く遊んでくれたが、遊具の下をくぐった時にいきなり大声で泣き出した。
見れば両手にかぶれのようなものがたくさん出来ている。蜂にでも刺されたのだろうと急いで帰った。
帰宅後、水道水でしっかりと洗うとどうにか治まった。
パパさんに聞けば、かぶれる草があるのでおそらくそれだろうと言う。
まあ、大したことがないので良かったが。自然あふれる公園も蜘蛛やら草やら危険がいっぱいだ。
■24日(日)午後に車で出かけた近場の公園Killesberg-Hohenparkはもう何度も来ているが
あまりに広い園内なので何度来ても新しい発見がある。それに無料であるのがさらに良い。
ドイツにはこのような広大な公園がたくさんあり、近場の憩いの場となっているのだ。
休日ともなると多くの人が来ている。今回の目的は<孫と一緒にミニSL列車への乗車>だ。
乗車券売り場の時刻表を見ると30分間隔で発車するが、日曜日なので増便している。
ディーゼル車と蒸気機関車の2種類あるが、もちろんSLの方に乗った。大人1人3ユーロだった。
孫はSL初体験で、興味はあったようだがまだよく理解していないようだった。
家族4人で1ボックスに乗り込み、発車すると孫がいきなり怖がり出したのだ。
そして、しきりに降りる素振りをするのには慌てた。
運転手席のすぐ後ろの最前列に乗ったので強烈だったのだろう。
その日の夜は何度も目を覚ましたといい、初体験は少々刺激が強かったようだ。
ミニSLとはいえかなり本格的だ。本物の石炭を使っている。
一度に100人ほどは乗れるだろうか長い列車で、園内を10分から15分かけて走る。
孫はそのうち余裕が出てきて、沿道から手を振る人たちに手を振り返していた。
列車は園内の人々からも注目を浴びていたのだ。私も大人ながら感動してしまった。
今回は列車乗車だけにして、しばらくして公園を出た。
■夕食は外食にして、ビアガーデンに寄った。去年も来たことがあるビールの醸造所がある店だ。
STUTTGARTのFEUERBACHという場所にあり、
去年はここの近くまで列車でやって来て街探検をしたことがある。
今にも雨が降りそうな日曜の夕方だったためか、お客はやや少なかった。
久しぶりにビールを飲んでみた。でも、ビールのサイダー割り。とはいえかなりのアルコールを感じる。
聞けばアルコール度数は6%だった。サイダー割りとはいえアルコールは0%ではないのだ。
食事はピザ、サラダ、スペッツェレ(パスタ)、カツフライなどを頼んだ。
◆これまで外食は何度かしたが、レシートを出す店はなかったが、今回はもらったので見た。
飲み物と食事3.5人分で合計34.50ユーロ。その内、税が5.51ユーロを占めている。
3500円のうちの550円だ。税率は19%でかなりのものだ。
ドイツの消費税(付加価値税)は食品と書籍は7%だが、それ以外は19%なのだ。
毎日の買い物はスーパーでの食品がほとんどなのでそう感じないが、それでも7%だ。
食品はほとんどが7%だが、ジュース類は19%がついている。赤ん坊のミルクは7%だった。
外食はこのように結構高くつく。それにさらにチップなども渡すのだから
「外食はそう多くはできない。」と書いた文章もネットで見た。
友達からのメールで知ったのだけれど、テレビでやっていたとかで、
「テイクアウトなら税は7%だが、店内で食べれば19%になる・・・」そうだ。
テイクアウトのレシートをもらっていないのでわからないのが、なるほどそうなのだ。
早速ネットで調べたら、同じようなことが見つかった。友達が言っていたとおりだ。
ドイツではハンバーガーを食べる場所で消費税が変わる。
ハンバーガーをお店の中で食べると、外食とみなされ、消費税が19%かかる。
テイクアウトにすると、食料品とみなされ消費税7%ですむ。
外食は消費税19%。ミネラルウォーターは19%。牛乳は7%。
ハンバーガーをお店の中で食べると、外食とみなされ、消費税が19%かかる。
テイクアウトにすると、食料品とみなされ消費税7%ですむ。
外食は消費税19%。ミネラルウォーターは19%。牛乳は7%。
日々の必需品である食品だけは低くしているが、それ以外は贅沢品とみなして高い税をかけるのだ。
その結果の福祉優遇になっているのだろう。逆に優遇のための高い税ともいえるが・・・。
日本の消費税問題はいつも簡単にはいかないが、19%などとんでもない騒動になるだろう。
美しく歳を重ねるために
6月24日(日)ドイツ滞在69日目
■今日は午前中は家でゆっくりして、午後から出かけた。
もう何度か行った公園にミニSLがあるので、家族4人で乗ったのだ。
その時の孫の様子がまことに面白かったのだが、詳細はまた次回にでも。
■23日(土)に買い物に出かけたシュツュットガルト市内中心部の様子。
目的は孫のおもちゃの車を買うためだった。(その写真は前の記事に掲載)
買い物が済んで、他の店にも寄ったりして、少し歩いた。
とはいえ、これが少しでもなくて、駐車場は離れているので結構歩くようなのだ。
大きな街で近代的な建物も多いが、古い歴史あるものも多く残っている。
教会も大きくて荘厳な感じだ。
土曜日にはマルクト広場では市が開かれている。去年も来た。
野菜や花、パンやジャム、果物、植木など何でもある。
去年とまったく同じ場所で同じ商品が売られていた。
野菜も平素スーパーで見るものと違う種類もあり、新鮮そうだ。
緑のキャベツを見つけた。スーパーには白いものしかなく、緑色のキャベツはないのかと思った。
イチゴがところ狭しと並んでいる。
他の果物や花も色鮮やかだ。
いつもはかなり賑わうケーニヒ通りは、まだ午前中の早い時間なので人通りはさほどでもない。
先般来た時は宮殿広場にはテントが張られていて、広場の全容がわかりにくかったが
今回は全体が見渡せる。広いものだ。
中央駅の工事現場の前には完成予定の看板が見えた。(車内からの撮影でわかりにくいが。)
美しく歳を重ねるために
6月23日(土)ドイツ滞在68日目
■明日は店が休みなので、午前中にシュツットガルト市内中心部へ4人で買い物に出かけた。
孫におもちゃの車を買うためである。私がドイツ滞在記念に買いたかったものだ。
本人が足をついて移動するが、大人が後から押したりできるように長いハンドルも別途買った。
車には興味関心が大きかったので、喜びそう。まずは家の中での使用になりそうだ。
前々から気になっていたのでこれで一安心。
午後からもどこかへ出かけようと誘われたが、若い者とは歩調が合わず早足は膝に響くので断った。
最近膝の調子もあまり良くない。この2ヶ月よく歩いたから、やや疲労気味だ。
午後からはアパートでゆっくりした。眠くて眠くてやりきれない。横になると眠ってしまう。
◆車にドイツ国旗を立てたものはもう飽きるほど見たが、これは少し趣向が違うもの。
本当に国旗が好きだ。単なる愛国心でもなく、サッカー熱が高じて国びいきになったものだろう。
まあ、それを愛国心と言うのだろうが・・・。サッカーも今まさに熱狂の最中のようだ。
夜、テレビ観戦中なのか、あちこちの家から何かしら大きな音が聞こえる。
最初は「だれか楽器の練習でもしているのか・・・・」と思ったが、
観戦用のラッパのようなものを吹いているようだ。それが夜遅くでもあちこちで響くのだ。
パン屋さんの2階には、とうとうこれほどまでに大きな国旗が登場した。
サッカーの熱狂も最高潮だ。欧州選手権の真最中で、
ドイツはギリシャに勝って今4強として残っているとか。ネットのニュースで知ったのであるが。
◆これはまた何だろう。漢字の「福」の字が書かれた車だ。
意味がわかって貼ってあるのだろうか?同じようなTシャツを着た人もいる。
まあ日本人だって横文字で意味もわからないTシャツを着ている人はいるけれど。
◆駐車している車のナンバープレートがどれもLBで始まっている。
どうしてだろうと聞いたら、これはルートビヒスブルグ区のこと。
当地はドイツのバーデン・ヴュルテンベルグ(BW)州のルートビヒスブルグ(LB)区なのだ。
左端のブルーにDは国名だ。
◆気温が上がって日差しが強くても、帽子を被っている人はほとんどいない。
しかし、私はやりきれなくてどこへ行くにも帽子を持参して被る。
それでもこの2ヶ月でずいぶん日焼けして、色黒になった。
日本には「色の白いのは七難隠す」というが、この国ではその感覚はわからないだろう。
帽子ですらいないので、日傘などさしている人は皆無だ。いや、一人見つけた。それも男性だった。
あまりの珍しさに、しばし見とれた。黄色の傘とはなんとしゃれていることだろう。
◆ アパートの天窓から遠くが見えるのだが、屋根の葺き替え工事をしている家が見える。
カメラをズームにしたらしっかりと写っている。
何だか日本の家の工事によく似ていると妙に感心した。
美しく歳を重ねるために
6月22日(金)ドイツ滞在67日目
■久々に保育園の迎えに行った。
「今日は何か変わったことがありましたか?」と聞くと“Everything OK”と言われほっと一安心。
どうにか順調にいっているようである。ご褒美に帰りにアイス屋に寄ったら孫の喜ぶこと。
■昨日6月21日は夏至だった。
夏至は世界共通だそうだから、全世界中この日の昼間が最高に長い。
私の住んでいるアパートから見える街灯も、4月当初に比べると30分くらい点くのが遅くなった。
夜の9時15分くらいに点いていたが、今は9時45分くらいなのだ。
明るさを感知して自動で点灯するのだろうが、日々遅くなっていくのがわかった。
つまり10時前までは明るいということだ。しかし、夏時間なので冬時間に直せば9時前ということだ。
それでもいつまでも明るいのだ。これからは次第に昼が短くなっていく。
◆ あちこちでラベンダーの花をよく見る。かなり広く普及した花なのだ。
▲学校の花。校庭ではなくて生垣代わりの道路端の花だ。ここにもラベンダーの花が。
今まさに花盛りだ。ラベンダーは寒さには強く、高温多湿に弱いとされ、日本では北海道でよく知られる。
ドイツはまさに最適条件の花のようだ。開花時期は初夏のこの頃だ。
それにしても、身近にこれほど多くのラベンダーを見るとは。この地におればこそだ。
ピンクのバラが綺麗だ。1本1本を木のようにして、さほど高くしないで人の高さほどを保っている。
このような育て方も良いものだと感心した。
アジサイがあちこちに咲いている。アジサイは日本が原産だが、こうしてドイツでも何の違和感なく咲いているのだ。
花屋さんやスーパーの店頭にもたくさん売っている。
◆今住んでいる所はまるで「村」かと思うような小さな町だが、生活に必要なものは全てそろっている。
よく通うパン屋さんが入っている建物を遠景から写してみたら、結構絵になることに気づいた。
右奥には教会がある。この光景はまさに絵葉書になりそうだ。
◆新聞配達について、去年はよくわからず「戸別配達はないようだ」と記事に書いたのだが
今住んでいるアパートには毎日新聞が配達されている。娘の家は新聞は取っていない。
調べてみたら、ドイツに戸別配達はあるのだ。しかし宅配率は60%と低い。
駅やスーパーなどでも販売している。そういえば、日本でも今はスーパーなどでも売っている。
昔は新聞を買おうと思ったら、駅に行くか新聞販売店へ出向くしかなかったものだが。
今ではコンビニで気軽に買うこともできる。
日本の宅配率は相当のもので、他国に類を見ないほどの特徴だ。
それでも、時代の流れで新聞を購読しない世代も増加しつつある昨今だ。
新聞社の未来像が危ぶまれることもあるが、新聞は絶対になくならないと分析する人もいる。
情報収集が多様化してきているので、新聞やテレビなどの未来を危ぶむ声も聞こえるのだ。
ドイツ在住の人の文章があった。NHKラジオの「地球ラジオ・世界丸ごと質問箱」から。
日本でもよく聴いているラジオ番組だ。この内容がネットに載っている。
「朝5時ごろ車で配達される。夕刊はない。集金もないし日曜は休みなので、配達の人を見かけることがない」
「日刊は毎朝配られるが、新聞を取っている家は少ない。地元の無料の新聞がある。毎週決まった曜日に配達される」
やはり住んでいる人の声は真実だ。まだまだ知らないことが多い。
1年間でも住めばかなりのことがわかるのだろう。
私の場合は、1回目のドイツ訪問が2週間、2回目が約2ヶ月、3回目の今回が2ヵ月半なので
合計してみたら157日になった。しかし、いかんせん仮の住人だ。生活に根ざしたものではない。
お客様気分だった気もする。それでも知識欲だけは旺盛なのでかなり見聞したが、まだまだだ。
美しく歳を重ねるために
6月21日(木)ドイツ滞在66日目
■今日は夜の8時から10時まで、保育園の両親学級というのがあるというので
孫の両親は2人揃って出かけたため、私が寝付いた孫を見ることになった。
さて2時間起きずに寝てくれるか・・・?
結果・・・孫は2時間経った22時頃目を覚ました。いくらあやしても泣くし、寝てくれなくて困った。
両親がいないので勝手が違ったのか、目が冴えてきたようだ。
おまけに雷雨になって、ピカピカごろごろ・・・これは怖がるどころか、興味津々。
結局、会が延びたらしく両親の帰宅は22時半過ぎ。
私の帰宅は23時前になった。シャワーを浴びたらもう23時をとっくに過ぎた。
やはりまいった・・・・・・。夜遅くの会合をなぜ木曜日にするの?金曜日にすれば良いのに。
■食べ物関係の写真があれこれたまったので、記事にしてみた。
◆チョコのチラシ。チョコは案外安いのだ。100グラムで100円以下で買えるものが多い。
40円ぐらいのものもあるのだから、安く感じる。だから頻繁に買っては食べている。
参考資料
ドイツでチョコレートの代名詞ともいえるのが「MILKA」(ミルカ)。
1825年フィリップ・スシャールがスイスのノイエンブルクという町でコンフィゼリー(砂糖菓子屋・製造)を開き、チョコレートを売り出して始まる。
手作業から、事業も拡大し工場生産に移る。スシャールのミルクチョコレートが発表されたのは、1890年代。それ以前は、ダークでほろ苦いものだった。
1901年ミルクとカカオ、Milch + Kakao = Milkaから命名された「ミルカ」ブランドは、ドイツはベルリンの特許局でその名を得、2001年に100周年を迎える。
キオスクからスーパーマーケットそして高級食品店まで、ありとあらゆるお菓子売場を陣取るミルカのトレードマークは鮮やかな紫色の包装紙。「ミルカ」誕生以来ずっと紫色。遠くからでもそれがミルカチョコレートであることを知らせてくれる。
このドイツの国民的チョコレートと思いきや実はヨーロッパ中で親しまれているアルペンミルクがたっぷり入ったチョコレートだ。
食べてみたが、他のチョコと違って甘みがやや少なくて、カカオが強いので、まさにチョコ味だ。
◆白キャベツ(というのもおかしいが)のサラダ。これが意外とおいしい。
紫キャベツの瓶詰めも買ってみたが、白キャベツのサラダの方が美味しかった。
紫の方は酢漬けで、白い方はマヨネーズ(サラダクリーム)味である。
ドイツのキャベツは日本のように緑でもなく、硬いので千切りなどでは食べないようだ。
ザウワークラウトが有名だが、調理をしたものが多いのだ。まあこれだけ硬ければ生では無理だ。
1個がかなり重くて大きい。重さによる量り売りなので、1個で250円ぐらいした。
1度はロールキャベツを作ったが、やはり柔らかさには欠けた。
◆ マクドナルドでドライブスルーを利用した。
この町には中心地にはなくて、町から外れたような場所にあった。
たまたまなのかあまりにぎわっていない気もしたが、去年も利用した時は結構賑わってはいた。
ドライブスルーの看板。ハンバーグが1つで1ユーロのものもある。セットもので2~3ユーロであるようだ。
価格のわかるチラシを貰った。というよりは割引券なのだろうか。
去年は随分値段が高いと感じたが、よくよく見ればハンバーガーが2個ついてのセット値段である。
それなら、妥当な値段だろうか。でも、食品などは比較的安いので、やはりやや高い気もする。
◆杏ジャムと牛乳。杏ジャムはなかなかいける味だった。
▼牛乳は値段が安い。これで0.45ユーロ。45円くらいだ。
それにこれはいわゆるLL牛乳といわれるものだろうか。冷蔵ではなく、ジュースなどと一緒にあった。
日本ではこのLL牛乳はあまり普及しないが、こちらはすべて冷蔵されていないものだ。
牛乳パックの右下に11とあるが、これは1Lということ。なんだか紛らわしい書き方だ。
◆中華料理のテイクアウトをした。ご飯と中華丼のような組み合わせで3人分とチャーハンで
4人分あり、21ユーロだった。食べきれないほどだったので、値段的にも程良いものだった。▲
残ったものは翌朝温めて食べた。豚肉、もやし、人参、きくらげ、白菜、ねぎ、たけのこ、ブロッコリーにズッキーニが入っているのがドイツらしい。
ご飯はやや固めの細長いもの、インディカ米のようだ。
◆パンの袋。日付けのつけ方順が日本と違って、逆さまなのだ。慣れるまでは戸惑う。
手紙の宛名の住所も同じく日本と逆に書く。国が違えばあれこれ違いがある。
◆スーパーには、惣菜のようなものは全く売っていない。
勤め帰りに出来合いのものを買えば便利この上ないが、それがこの地ではできない。
スーパーには唯一サンドイッチだけがあった。料理はみな家庭で主婦が作るのだろう。
まあ、さほど豪華な家庭料理でもない気もする。一皿盛りの1点豪華主義料理が多い気がする。
ただし、パン屋の片隅にカフェのようなコーナーもあるのでそこで食べる人はいる。
パン屋にはサンドイッチくらいは売っているが、調理パンのようなものはない。