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三密でない県緑化センターへ

2020.04.28(19:21) 6096

◆世の中は、多くの人にコロナ疲れが出始めている。

心の疲れもそうだが、家の中ばかりだと、体もなまり体力低下がみられる。
若いと家の中ででも鍛えればまだどうにかなりそうだが、
高齢になると、体力低下は健康を損なうことにもつながる。

私も、この2~3か月で膝の調子が悪くなる一方だ。
ヨガ教室もないし、健康運動スクールにも行っていない。

家のマシンで筋トレをしていたが、毎日頑張りすぎて逆に不調になった。
ストレッチなども家でやれば良いのだが、なかなか続かない。

家にいるのが当たり前になると、次第に動くことが面倒になり、
気付けば一日に2000歩台しか歩いていない。

本や新聞、雑誌を読んだり、パソコン、スマホなどの時間が増える一方。
これでは体はなまるばかり。膝の不調は目に見えるほど低下して痛みも出ている。
散歩すら行きたくないことが多いのでいけない。

これではいけないと、スマホの歩数計を活用して、とにかく歩数を増やすように努めている。

先日は近くの友達の畑まで出かけてみた。
ちょうど友達が作業をしていたので、しばし話をして、エンドウ、ブロッコリー、ネギ、ちしゃを貰った。

家の中でも出来るだけ座わらず、掃除などで意識して動くようにしている。
炊事程度では運動にならないのだ。若い頃と違い、体の機能低下速度は何とも速い。

◆今はさかんに「ステイホーム」と言われるが、時には出かける。
それでも、「三密」でない所をしっかりと探すことに務める。

今回は、県緑化センター(広島市東区福田)へ行ってみた。
緑化センター

今時はどこへ行っても閉まっている施設が多いが、ここは一部を除いて開放している。

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広島市内でもかなり奥にあるので、人が殺到するほどの所ではないようだ。
車も人も多くなかったが、広場では運動をしている人がいた。

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広場内を歩くだけでも良い運動になる。花々も綺麗に咲いており、楽しませてくれる。

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自然を生かした公園なので、園内にたどり着くまでの通路は新緑でおおわれてまぶしいほどだ。

帰宅後歩数を見れば、出かける前より一気に倍になっている。
家の中ではなかなかこうはいかない。

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チラシが減った・父のマスク

2020.04.26(19:03) 6095

◆コロナのニュースに明け暮れる毎日。
まだまだ終息には程遠く、身近に迫りつつある気がする。

マンネリ気味の生活に惰性が働き、体力低下がはなはだしい。
散歩に出るのも億劫になってきている。

◆週末には新聞にチラシがどっさりと入るが、今週位から一気に減った。
日曜日の今日は、たったの3枚だけだった。
世の中は多くが自粛中なので、チラシは不要なのだ。

実家行きの帰りにスーパーに寄ったら「暫くチラシは入れません」と張り紙があった。
ということは特売もない。日曜日の16時台なのに心なしか客が少なかった。

最近は野菜が高騰している。コロナとは関係なく気候の影響もあるらしい。
輸入の影響も出ているのか、ひところ安かったバナナも高い。

今日は街中の車も少なかった。

◆実家の父のマスク。
去年か一昨年かに買った箱入りもまだまだたくさん残っている。
父はほとんど家にいるので、マスクをすることが少ない。風邪もあまりひかない。

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貰い物もある。

訪問リハビリの病院からもらったもの、宅配弁当や、交通安全協会から貰ったものもある。

高齢者への心遣いが有難い。
しかし、毎日仕事に行く人と違い、家にばかりいるとマスクもさほど要らない。
私ですら、外出が少なく家の中ではマスクを必要としない。

マスク不足は一向に解決しないが、必要な人たちが優先的に買えれば良い。

近所の友達は、出会う度に違った柄のマスクをしている。
娘さんや手作り上手な友人から貰ったと言っていた。

こういった世の中だが、様々な工夫がなされている。
無ければないで、あるもので工夫をするのも良いことだ。
布マスクは不織布のマスクに比べると有効性は低いらしいが、ないよりましだ。
昔はみな布だった。使い捨てという習慣がなかったものだ。


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庭の野菜・外で目にする花々

2020.04.24(15:35) 6094

◆もう1週間もすれば5月になるというのに、時折寒さがぶり返している。
朝晩はエアコンを点けることもあるし、こたつも片付けられない。
それでも確実に季節は移り変わっていっている。

庭に出て作業をすれば、家の中よりは暖かい。

庭のハーブが綺麗に育っている。摘んでは瓶に入れて家の中で楽しんでいる。
香りも良いし、庭では虫よけにもなるらしい。

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庭の野菜は、今はスナップエンドウが一気に背の高さまで育った。
実はまだ成長中だが、これからしばらくは役立ちそう。

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冬中ほうれん草が豊作で、食卓に何度も上った。春菊も出来過ぎくらいに出来た。

今はほぼ収穫を終え、土づくりをして夏野菜のための準備だ。
苗もそろそろ店に出始めている。

庭は野菜と庭木の緑で、林か森状態だ。
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◆実家へ行く途中にも、車窓から花や野菜に目が行く。
以前は綺麗な花を見ると車を停めて写真を撮っていたが、
時間もかかるし、今はそこまではしない。

ソメイヨシノの季節も終り、今はピンクの濃い色の八重桜が咲いている。
赤や白のハナミズキ
ピンクや赤や白のツツジ
紫のフジ
白い雪柳
・・・等が目に付く。

◆近所を散歩しても、花が目に留まる。遠くの山も緑が映えだした。
手前は友達の菜園。先日はエンドウやブロッコリーを貰った。
我が家の野菜に比べて量も出来も違う。貰うばかりで、野菜のお返しが出来ない。

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珍しい白の桜を見つけた。御衣黄(ぎょいこう)だ。
庭木では滅多に見ないので、物珍しさに写真に撮った。

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■コメントで、「これは御衣黄ではなくて、コデマリではないか」というご指摘をいただいた。
コデマリは雪柳に似てもっと低木であるので、やや違う感じだ。
「オオデマリ」の指摘もあったので、調べてみたらまさにそのようだった。



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元宇品の海岸へ

2020.04.22(19:47) 6093

◆近場で人出の少ない場所を探して、午後から出かけた。

広島市内南部、広島湾の元宇品の海辺だ。
平日でもあるし、海ならそう人はいないだろうと考えて出かけたのだ。

しかし、全くいないと思いきや、子供連れの家族が結構いた。
昼間なのに男性も何人もいた。在宅勤務だろうか。車も何台も停まっていた。
それでも、海岸でもあるし、「三密」からは程遠い。

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貝掘りだろうか、海に入って何かを取っている人もいる。
海岸線に沿って遊歩道があるので、歩いたり自転車を走らせたりしている。
ドローンを飛ばしている人もいたのにはびっくり。

広島プリンスホテルが建っている。
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小高い丘の山肌には、岩が見える。それの説明板がついている。
「ブラタモリ」のタモリさんが喜びそうな岩肌が何か所か見える。
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空気も良いし、日光に当たればビタミンDも増える。歩けば運動にもなる。
家の中でじっとしているばかりはもう限界だ。油断はせず、緊張感はなくさないようにしたい。

◆帰りに前回より別のスーパーマーケットに行った。
相変わらず客は多い。チラシが入った特売日は特に多いようだ。

先日来た時は、客と客の間を離すよう線が引いてあったが、
今回はレジの境にアクリル板が出来ていた。
店内放送で、注意喚起のアナウンスも流れていた。
この店は、危機管理の努力を怠っていなかった。
少しの油断から、感染者が出ると店の存亡にもかかわるので当然だろう。

◆2か所出かけると、ほど良い運動にはなる。それもしないと運動不足は否めない。
スマホの歩数計で測ると、出かけると歩数が跳ね上がる。

家の掃除を箒と塵取りでやってみた。
これもほど良い運動になる。しかし、掃除機よりは疲れないのだ。
出かけない日は、家の掃除などで体を動かして運動不足解消だ。

でも、家にいる日は、いくら頑張っても限界がある。


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「三密」状態のスーパー

2020.04.20(12:07) 6092

◆全国一斉に緊急事態宣言が出て、不要不急の外出を避けるよう要請が出ている。

日曜日の昨日、広島市内の街中ではいつになく車が少なかった。
実家到着までは、渋滞があれば平素は1時間半はかかるのに、
すいすいと進み、1時間かからなかった。

実家ではいつも通りの家事などをする。
食事が済めば父はすぐに昼寝に入るので、話もあまり多くしない。

父は、暖かいと機嫌が良く、日当たりの良い部屋で新聞や雑誌を読んだりするが、
少しでも気温が下がると、寒がってすぐに布団に入る。
寒いといまだにエアコンを点けている有様だ。

私は、家事を済ませたら外に出て隣接する空き地の草取りをしたりする。
家の裏庭にも草が生えてきたので、それを抜いたりした。
それが終了すると、父は寝ていることだし、帰ることにする。

◆帰りにドラッグストアーと食品スーパーが一緒に入っている店に寄った。
トイレットペーパーと液体ハンドソープを買いたかったのだ。
いつも買うトイレットペーパーはなくて、泡石鹸や消毒関係の棚は在庫が全くなかった。
相変わらずの品薄だ。皆が一斉に買えば品物はなくなる道理だ。

せっかくだから、食品を買おうと考えあれこれかごに詰めた。
滅多に来ない店なのだが、レジに行くとすごい列だ。

店員はマスクこそしているが、他店にはあるビニールの仕切りもなく、
レジ待ち客のソーシャルディスタンスも全くなし。まさに「三密」そのものだ。

随分待たされ、空気も悪い気がして気分が悪くなった。
今時これほどの危機感がない店もあるのだ。客も客で、全く危機感は感じられない。

帰宅後、家人から「そんな時はすぐに買い物を止めて出ること」と言われた。
シャワーを浴びて、服はすべて洗濯することにした。

こんな有様で大丈夫だろうか。

大型店舗などはかなり閉店しているのに、郊外に行くほどこんな調子では
先が思いやられる。コロナは確実に身近まで迫ってきているのだ。

初期の頃の危機感が無くなりつつあり、緊張感もなくなってきている気がする。
2月3月はあれだけ家にこもりじっとしていたのに、何だったのだろうかと思う。

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◆裏庭で見つけたタンポポ。
最近では、野に咲くこんな草花を見つけることも少なくなった。


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新緑の良い季節・外出が減り運動不足

2020.04.18(18:16) 6091

◆出来るだけ外出を避けた生活も長く続く。

外出は、週に2~3回の食品の買い物と、週に2回の実家行き程度だ。
本当は毎日散歩をすればよいのだが、
歩行がしんどいので、ついつい出かけることは億劫なのだ。

3食作りと洗濯や掃除などの家事をする毎日だ。何とも変化のないもの。

ヨガも健康運動スクールも行っていないので、運動不足は溜まるばかり。
ストレッチをたまにはしている。これまではこたつに入ることが多く、
ついつい横になってのストレッチが出来なかった。
足の筋力をつけるために、マシンで足の上げ下げ20回を1日3セットする努力はしている。

この1か月以上、2階の寝室を1階に変えた。洗濯物もすべて1階に干す。
そうすると何とも便利が良く、めったに2階に上がらなくなった。
このことも運動不足に拍車をかけている。

◆寝室を1階に移すと、昼食後にちょっと休む時に便利が良い。
2階にあった時は、わざわざ上がるのが面倒で、一旦上がると本格的に昼寝をしてしまうのだ。
しかし、1階でもちょっと休むつもりが、つい昼寝になってしまうことも多い。

夜の読書はすぐに眠気をもよおすので、読書がなかなかはかどらない。
だから、せめて昼休憩を兼ねて読書をする。これも昼寝になってしまうことも多い。
この昼寝と読書が以前よりは増えた。この時間を散歩などの運動に当てた方が良いのだが。

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庭も、遠くの山も、もう新緑がまぶしい季節になっている。
季節は確実に移ろっているのに、生活は何とも惰性気味で過ぎていっている。

庭のつつじが例年より少しだけ花を多くつけた。▲
右は街で見つけた花。これくらい綺麗に育てられたら良いのだが、野菜作りで精一杯。▲

庭も、遠くの山も、もう新緑がまぶしい季節になっている。花々も美しい。
季節は確実に移ろっているのに、生活は何とも惰性気味で過ぎていっている。


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コロナが近づいてきている・三密を避けて仏舎利塔へ

2020.04.16(19:57) 6090

◆週に2回の実家行きは続いている。
父は「どこにも行かないのだからコロナにはかからないだろう」と言うが、
訪問リハビリや、ヘルパーも利用しているので、人の出入りもある。
年も年だし、常に気にはなる。

図書館の予約本の貸し出し可能の連絡があり、受け取りに行った。
これまでは閲覧室は閉鎖されていたが、オンラインによる予約は出来ていた。
それが明日17日から1か月間、閉館になるという。
まだたくさんの本を予約しているのに、本も自由に読めなくなってきた。

◆広島県もコロナ感染者がどんどん増えてきている。

スーパーでは、レジに透明アクリル板を立てたものを設置している店が増えた。
レジ係も手袋をして仕事をしていた。

テレビでも料理番組で、ゴム手袋をして調理をしている。

ただし、このゴム手袋は曲者だ。
手袋をしておれば、中の手は綺麗に保たれるだろうが、手ほど頻繁に洗わない。
汚れが付いたままであちこち触るのだから、見ているだけでも気持ちが悪い。
料理人の手袋ほど不潔な物はない。衛生観念が欠如する傾向がある気がする。

医師がする手術時の手袋は、かなり徹底しており、着脱には厳しい手順があると言う。

◆コロナ感染も、まだまだ身近に感じていなかったが、次第に近づいてきている気がする。

ヨガ教室の先生からの休止連絡は、これまでは「3月」「4月」と限定されていたが、
今はもういつまで続くかわからず「当面休止」のタイトルになっていた。

2か月前に差し歯が取れて、次に取れたら抜歯だと言われていた歯がまた取れた。
しかし、この状況下に長く通院も出来ないので、またしても仮に接着剤でとめてもらった。

慣れたとはいえ、運動不足や気分低下もあり、どうにかしなければいけない。

◆それでも先日、「三密」を避けて、近場の仏舎利塔へ気分転換に出かけた。

広島駅裏の東照宮から上る二葉山にある。
毎年のように初日の出を拝みに出かけたものだが、もう今は久しく出かけていない。
低い山だが、それでも登山そのものがきつくなったのだ。夏の花火大会もここで見たこともある。
この日は車で仏舎利塔まで上がった。

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広島市内で人のいない場所で、ゆっくりしたいという思いで探した場所だ。
想像通り、数人しか人はいなかった。
ここで弁当を食べ、眼下の広島市内を眺めた。遠く広島湾や瀬戸内海も見える。

長居もしなかったが、良い気分転換にはなった。
桜も花びらが散って、新緑が綺麗になっていた。
それでも、今後はもうこういうことも出来なくなるであろうか。


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読書『ふたりの桃源郷』

2020.04.14(19:28) 6089

◆読書
『ふたりの桃源郷』
山口放送ディレクター・佐々木聡(あきら)著、2019年10月発行、文芸春秋社発行

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「電気も水道も通っていない中国山地の山奥で暮らす老夫婦の姿を
地元のテレビ局が長年にわたって追い続けた。
ニュースや情報番組の中で特集を重ね、節目節目にはドキュメンタリー番組を制作し、
時には全国へ向けて放送を続けてきた。
この「ふたりの桃源郷」シリーズは放送の度に大きな反響を呼び、
平成28年には映画化もされた。
映画『ふたりの桃源郷』は全国で多くの観客が足を運ぶヒットとなり、
今でも上映が続くロングランとなっている。
本書は約30年にわたる取材をもとにした書籍版である。」
 

本書の内容紹介文章より


隣県の番組ではあるが、話題になっていることは知っていた。
映画化もされたことも知ってはいたが、これも見る機会はなかった。
本を読むことが一番先になってしまったのだ。

主人公の田中寅夫さんは、平成19年6月に93歳で亡くなった。
その後、奥さんのフサコさんは、平成25年1月に93歳で亡くなる。

30年間の二人の姿を追い、普段の姿をそのままに描いたものだ。
若い頃過ごした山奥の家を長年離れ、60歳代になって再び山に戻り、
そこで亡くなるまでを過ごした30年間の記録になる。

若い頃は元気で疲れを知らずに働きどおしだった二人だが、
晩年は足腰も弱り、妻は認知症も出てくる。

人間の生きざまを見るようだ。
ただし、この夫婦の場合は、まさに「ぽつんと一軒家」のような家で長年暮らしたのだ。

太陽が出ている間には、しっかり体を動かし、野菜を作り、湧水を引き、
森の木々で火をおこし、人間が昔に行っていたことを現代でも続けたのだ。

生きるとは何か、その生きざまを見て肉親はもちろん、多くの人が感動する。
命は尽きても、生きている間にどう生きたかで、その姿が残るのだ。

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◆コロナウイルスで亡くなった志村けんさん。
尾道の映画を作りヒットさせた映画監督の大林宣彦さん。

近頃、身近に感じる人が亡くなるたびに、人生いかに生きるべきかを思う。

自分自身も、これまで生きてきた年月より
残りの時間の方が少なくなっていることに、今さらながら気付く。

ありきたりだが、一日一日を大切に過ごさねばならないことを再認識するこの頃である。


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イースター・法要

2020.04.12(18:37) 6088

◆ドイツから写真が送られてきた。
今年は4月12日(日)がイースター(復活祭)だ。日にちは毎年変わる。

日本では馴染みが薄いが、私はドイツに何度か行ったのは
春のこの時期が多いので、幾度もイースターの場面には出くわした。

イースターエッグ(卵)やイースターバーニー(うさぎ)があちこちで見られたものだ。
写真のテーブルにも卵やうさぎが見える。

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この時期は、ホワイトアスパラガスの季節の到来で、町には屋台の店が多く見られた。
これが食卓に並ぶのだ。

◆今日は雨も降り寒かった。

義母の3回忌法要を行った。もう2年になる。
お坊さんによれば、コロナの影響で法要も減ったと言う。
葬儀なども大勢の集まりは避けて、ごく身近な少人数で行うことが多いらしい。

我が家は少人数なので、お坊さんは家に来てくれた。
参列者は皆マスクをして、もちろんお坊さんもしている。
参列者の椅子も間隔を置いて配置した。
法要後のお話も短めで、30分ほどですべて終了した。

お墓参りは、雨の中で傘を差して、コートを着ても寒くてやりきれない。
予報では最高気温は10℃とか言っていたが、4月半ばとは思えない低さだ。

法要後の会食も省略して、弁当を持ち帰り家で食べた。
いつになく変則的なものになった。後に語り草になりそうだ。


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NHKEテレ<100分de名著~「ペスト」>の再放送

2020.04.11(19:25) 6087

先日読んだ本「ペスト」に関するテレビ番組の再放送があった。
2018年6月に放送されたものだが、今こうして再放送で日の目を見ようとは、
その時は考えてもいなかったかもしれない。

logo[1] sp_2020_3[1]

[突如ペストの猛威に襲われた都市。罪なき命が次々と失われていく中、災厄に立ち向かう人々が現れる。
人間は「不条理」にどう向き合うべきかを問うたカミュの代表作。

北アフリカの港湾都市に蔓延したペスト。あらゆる試みは挫折し、災禍は拡大の一途をたどる。
後手に回り続ける行政、相互不信、愛する人との過酷な別離。極限状況の中、
人間の尊厳をかけて連帯し、闘い続ける人々。

戦争や全体主義、大災害といった極限状況に、人間はどう向き合い、生きていくべきか、
カミュが描こうとした「不条理」を読み解く全4回のシリーズを一挙再放送でお届けする。]


【講師】学習院大学教授…中条省平,【司会】伊集院光,島津有理子,
【朗読】川口覚,【語り】小口貴子,【声】羽室満

番組4本分を、100分連続で放送したもの。
講師も、伊集院光さんも、深い洞察でコメントをしていた。

私はといえば、原作本をざっと読んだだけで、その奥深さまでは読み深めてはいなかった。
もっと読み深めるには、図書館の本ではなく、本を購入して熟読する必要を感じた。

番組の中では、色々な場面は絵で描かれ、原文の朗読や、登場人物のセリフが多く語られた。
分かりやすいセリフで、原文で読んだ翻訳文はそれほど分かりやすい文章ではなかった。
全く違う内容を味わっている感じがしたほどだ。

この番組を見て、『ペスト』は単なる伝染病の怖さを言っているのではなく、
それらを通して、人間の生き方や考え方を示していることが分かった。
カミュの思想信条が盛り込まれており、当時の時代背景や、自身の生きてきた歴史、
フランスとアルジェリアの関係、独立運動など、多くのものが作品には込められていたのだ。

カミュは1957年43歳で、戦後2番目の若さでノーベル文学賞を受賞している。
1960年46歳で交通事故により亡くなった。若死にである。
日本のテレビで活躍しているセイン・カミュは、兄の孫にあたる。


美しく歳を重ねるために


2020年04月
  1. 三密でない県緑化センターへ(04/28)
  2. チラシが減った・父のマスク(04/26)
  3. 庭の野菜・外で目にする花々(04/24)
  4. 元宇品の海岸へ(04/22)
  5. 「三密」状態のスーパー(04/20)
  6. 新緑の良い季節・外出が減り運動不足(04/18)
  7. コロナが近づいてきている・三密を避けて仏舎利塔へ(04/16)
  8. 読書『ふたりの桃源郷』(04/14)
  9. イースター・法要(04/12)
  10. NHKEテレ<100分de名著~「ペスト」>の再放送(04/11)
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