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NHKEテレ<100分de名著~「ペスト」>の再放送

2020.04.11(19:25) 6087

先日読んだ本「ペスト」に関するテレビ番組の再放送があった。
2018年6月に放送されたものだが、今こうして再放送で日の目を見ようとは、
その時は考えてもいなかったかもしれない。

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[突如ペストの猛威に襲われた都市。罪なき命が次々と失われていく中、災厄に立ち向かう人々が現れる。
人間は「不条理」にどう向き合うべきかを問うたカミュの代表作。

北アフリカの港湾都市に蔓延したペスト。あらゆる試みは挫折し、災禍は拡大の一途をたどる。
後手に回り続ける行政、相互不信、愛する人との過酷な別離。極限状況の中、
人間の尊厳をかけて連帯し、闘い続ける人々。

戦争や全体主義、大災害といった極限状況に、人間はどう向き合い、生きていくべきか、
カミュが描こうとした「不条理」を読み解く全4回のシリーズを一挙再放送でお届けする。]


【講師】学習院大学教授…中条省平,【司会】伊集院光,島津有理子,
【朗読】川口覚,【語り】小口貴子,【声】羽室満

番組4本分を、100分連続で放送したもの。
講師も、伊集院光さんも、深い洞察でコメントをしていた。

私はといえば、原作本をざっと読んだだけで、その奥深さまでは読み深めてはいなかった。
もっと読み深めるには、図書館の本ではなく、本を購入して熟読する必要を感じた。

番組の中では、色々な場面は絵で描かれ、原文の朗読や、登場人物のセリフが多く語られた。
分かりやすいセリフで、原文で読んだ翻訳文はそれほど分かりやすい文章ではなかった。
全く違う内容を味わっている感じがしたほどだ。

この番組を見て、『ペスト』は単なる伝染病の怖さを言っているのではなく、
それらを通して、人間の生き方や考え方を示していることが分かった。
カミュの思想信条が盛り込まれており、当時の時代背景や、自身の生きてきた歴史、
フランスとアルジェリアの関係、独立運動など、多くのものが作品には込められていたのだ。

カミュは1957年43歳で、戦後2番目の若さでノーベル文学賞を受賞している。
1960年46歳で交通事故により亡くなった。若死にである。
日本のテレビで活躍しているセイン・カミュは、兄の孫にあたる。
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